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火振り
樫の枝葉に包まれた姫神の御神体を迎え、氏子が一斉に茅束の松明を振り回す。炎の輪が夜の神殿を彩る。

茅束に火、炎の輪が舞う。── 阿蘇の婚儀の夜。
三月。阿蘇神社の「田作祭」のなかで行われる火祭り。姫神を迎えるため、氏子が茅束に火をつけて振り回し、夜の神殿に幾重もの炎の輪を描く。
舞台は阿蘇神社。日本三大楼門のひとつに数えられる二層の楼門の前で、火振りが行われる。
神々の婚儀を火で祝う、神話のような神事だ。見どころは三つ。
樫の枝葉に包まれた姫神の御神体を迎え、氏子が一斉に茅束の松明を振り回す。炎の輪が夜の神殿を彩る。
何十人もが同時に火を振ることで、暗闇に幾重もの光の輪が重なり合う。幻想的な光景だ。
「阿蘇の農耕祭事」は国の重要無形民俗文化財。田作祭は2000年以上の歴史を伝える。
この神事を担うのは、阿蘇神社の社家と氏子たちだ。姫神を火で迎え、五穀豊穣を祈る。神々の婚儀を表す古式を、2000年以上にわたり絶やさず受け継いできた。火山とともに生きる阿蘇の、農と祈りの原点がここにある。
火を振る阿蘇神社の氏子
火振り神事の継承
現在、準備中です。神事を司る社家・神職
田作祭の儀礼の継承
現在、準備中です。