01
灯りのともるかまくら
ろうそくの灯がにじむ雪のドームが、夜の街に点々と並ぶ。雪国ならではの幻想風景。

雪室に灯がともり、子どもが招く。── 「入ってたんせ」の夜。
二月十五・十六日。雪でつくった「かまくら」の中に水神を祀り、子どもたちが甘酒やもちでもてなす、約450年続く小正月の行事だ。
雪深い横手市の各会場が舞台。かまくらの中の温もりと、外の雪景色の対比が魅力。
派手さはないが、雪国の温もりと光の美しさが胸に残る。見どころは三つ。
ろうそくの灯がにじむ雪のドームが、夜の街に点々と並ぶ。雪国ならではの幻想風景。
中の子どもたちが甘酒やもちで迎えてくれる。雪の中の小さな温かい交流。
無数の小さなかまくらにろうそくを灯した会場は、光の絨毯のような美しさ。
かまくらを作り、人を迎えるのは、地域の子どもたちと住民だ。雪を掘り、水神を祀り、訪れる人をもてなす。豪雪の暮らしのなかで育まれた温もりが、この行事の本体だ。