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干支を飾った左義長
その年の干支を、海産物や穀物などの自然素材で象った飾り。町ごとの工夫が見もの。

干支を飾った山車が、燃やされる。── 火と組み合いの奇祭。
三月中旬。赤い紙や毛糸、その年の干支を象った飾りを載せた「左義長」を担ぎ、最後は宮前で燃やす勇壮な火祭りだ。
商人の町・近江八幡の旧市街と日牟禮八幡宮が舞台。古い町並みを彩る火祭り。
干支飾りの華やぎから、組み合い、奉火へ。静から動へ一気に振れる。見どころは三つ。
その年の干支を、海産物や穀物などの自然素材で象った飾り。町ごとの工夫が見もの。
担いだ左義長同士をぶつけ合う「ケンカ」。若者の熱気が最高潮に達する。
最後は宮前で左義長に火を放つ。一年の無病息災を願い、炎が夜空を焦がす。
左義長を担ぐのは、各町の若者たちだ。干支の飾りを作り、担ぎ、ぶつけ、燃やす。商人の町に受け継がれてきた火と若さの祭り。作っては燃やす潔さに、土地の気風が表れている。