善光寺の御開帳は令和9年(2027年)4月4日から6月19日まで。77日間です。2024年11月20日に善光寺が会期を発表しました。
ただし、ひとつ引っかかる点があります。★公式は「数え年で七年に一度」としていますが、前回の2022年から数え年で七年目にあたるのは2028年です。
3分で説明すると
- ★次回は令和9年(2027年)4月4日(日)〜6月19日(土)の77日間
- 発表は2024年11月20日(善光寺のお知らせ)
- ★公式の表現は「数え年で七年に一度」。前回は令和4年(2022年)
- ★2022年を1年目として数えると、七年目は2028年。2027年は六年目にあたる
- ★なぜ2027年なのかについて、善光寺の公式サイトに説明はない
- 御開帳=絶対秘仏の御本尊の分身仏「前立本尊」を本堂にお迎えする行事
- ★回向柱は高さ約10メートル。触れることは前立本尊に触れるのと同じ御利益があるとされる
- 回向柱建立式は4月2日、開闢大法要は4月4日10時、結願大法要は6月19日10時
- ★参拝時間・混雑の目安・待ち時間についての記載は、公式にまだない
- 長野市は「善光寺御開帳 2027」としてカウントダウンボードの除幕式を行った
次回の御開帳は2027年4月4日から77日間
善光寺が2024年11月20日に出したお知らせの文面は「未年の令和9年4月4日(日)から」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開始 | 令和9年4月4日(日) |
| 終了 | 6月19日(土) |
| 日数 | 77日間 |
| 発表 | 2024年11月20日 |
4月4日から6月19日までを実際に数えると、ちょうど77日になります。春から初夏にかけての2か月半です。
「七年目ごと」が1年早まっている
御開帳公式サイトの説明はこうです。「数え年で七年に一度行われ、普段は御宝庫にある前立本尊を本堂にお迎えして、参拝者が御仏とのご縁を結ぶ善光寺最大の盛儀」。
前回は令和4年(2022年)でした。長野市の公式サイトにも「令和4年善光寺御開帳関連事業」「善光寺御開帳2022 日本一の門前町大縁日」といった事業のページが残っています。
数えると七年目は2028年
数え年は開催年そのものを1年目と数えます。
| 年 | 数え |
|---|---|
| 2022年(前回) | 1年目 |
| 2027年(次回) | 6年目 |
| 2028年 | 7年目 |
★原則どおりなら2028年です。2027年は1年早いことになります。
理由は公式に書かれていない
★なぜ2027年なのかについて、善光寺の公式サイトにも、令和9年の特設サイトにも、御開帳の公式サイトにも説明がありません。
書かれているのは会期だけです。経緯を裏づける出典がないため、断定はできません。確認できる事実は「公式は七年に一度としている」「前回は2022年」「次回は2027年」の3つです。
御開帳とは何か
正式名称は「前立本尊御開帳」です。
善光寺の御本尊「一光三尊阿弥陀如来」は、白雉5(654)年以来、直接拝むことができない絶対秘仏とされています。★その御身代わりとして鎌倉時代に造られたのが、重要文化財の前立本尊です。
前立本尊は普段御宝庫に安置されています。御開帳の期間だけ、本堂へお迎えされます。
回向柱に触れると何が起きるのか
御開帳を象徴するのが回向柱(えこうばしら)です。
- ★本堂前に建つ、高さ約10メートルの角塔婆
- ★長野市松代町から寄進される(特設サイトの表現は「旧松代藩の方々から奉納される」)
- ★前立本尊の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸が、五色の糸を経て白い「善の綱」となり、回向柱とつながる
そして公式はこう書いています。★「回向柱に触れることは前立本尊に触れることと同じ御利益があるといわれています」
つまり本堂の中に入らなくても、柱に触れれば前立本尊とつながるという仕組みです。御開帳で列ができるのは、この柱です。
77日間の主な行事
| 日付 | 行事 | 時刻 |
|---|---|---|
| 3月28日(日) | 回向柱受入式 | 14:30 |
| 4月2日(金) | 回向柱建立式 | 13:00 |
| 4月3日(土) | 前立本尊遷座式・回向柱開眼法要 | 15:00 |
| 4月4日(日) | ★開闢大法要(お朝事で前立本尊の厨子が開かれる) | 10:00 |
| 4月12日(月) | 全国善光寺会お練り大法要 | 14:00 |
| 4月24日(土) | 中日庭儀式(天台宗) | 10:00 |
| 5月5日(水) | 第105回 仏都花まつり大法要 | 11:20 |
| 5月8日(土) | 中日庭儀式(浄土宗) | 10:00 |
| 5月16日(日) | 篠ノ井大獅子奉納 | 17:00 |
| 6月19日(土) | ★結願大法要(同日夕刻に前立本尊の扉が閉められる) | 10:00 |
| 6月20日(日) | 前立本尊御還座式 | 13:00 |
★回向柱が建つのは4月2日。御開帳の初日より2日早く立ちます。
なお★開闢大法要の曜日が、公式の行事ページの一覧と本文で食い違っています(一覧は「4月4日(日)」、本文は「4月4日(土)」)。カレンダー上は日曜です。
77日間のうちいつ行くか
★混雑の波についての案内は、公式にありません。判断材料になるのは行事の日程です。
- 4月4日(日)|開闢大法要。初日で日曜
- 4月24日(土)・5月8日(土)|中日庭儀式。天台宗と浄土宗の2回、いずれも土曜
- 5月5日(水)|仏都花まつり大法要。祝日
- 6月19日(土)|結願大法要。最終日で土曜
★大法要と庭儀式が集中するのは土日と祝日です。裏返せば、行事のない平日が相対的に動きやすい日ということになります。
期間を3つに分けると、4月上旬(初日と桜の時期)、ゴールデンウィーク、6月中旬(結願)に人が集まりやすい構造です。5月中旬から6月上旬の平日が、行事の谷間にあたります。
何時から何時までか
★御開帳期間中の参拝時間についての記載は、公式にまだありません。
公表されているのは、各行事の開始時刻と、善光寺事務局の窓口時間(9:00〜16:30)だけです。この窓口時間は問い合わせの対応時間であり、参拝時間ではありません。
初日の4月4日については、お朝事で前立本尊の厨子が開かれると書かれています。お朝事は日の出とともに時刻が変わる行事なので、初日に行くなら時刻の確認が要ります。
待ち時間の目安
★待ち時間の目安についての案内も、公式にはありません。
分かっているのは仕組みのほうです。回向柱は本堂前に1本で、★そこに触れることが参拝の中心になります。77日間の来訪者が、この1本に集まる構造です。
長野市は「善光寺御開帳 2027 『祈りとにぎわいが息づくまち NAGANO』」というテーマでにぎわい創出事業を進めており、令和8年10月4日には表参道長野オリンピックメモリアルパークでカウントダウンボードの除幕式を行っています。主催は御開帳にぎわい創出実行委員会で、会長は長野市長です。市をあげた規模で迎える行事だということになります。
長野の宿が77日間ずっと混む
この御開帳の特殊なところは期間の長さです。1日や3日の祭ではなく77日間。4月上旬から6月中旬まで、2か月半にわたります。
つまり「その週末だけ混む」のではなく、春のあいだずっと需要が乗ることになります。日程が2024年11月に発表済みで、すでに宿泊予約を始めている宿坊もあります。
行くと決めているなら、行事のない平日を選んで早く押さえるのが現実的です。
アクセス
善光寺は長野市内にあります。北陸新幹線のJR長野駅が最寄りで、そこから善光寺へ向かう形になります。
★令和9年の特設サイトのアクセス案内は、2026年10月26日時点では詳細が公開されていません(参拝案内・ご祈願案内などのページも「Coming Soon」の状態です)。
交通と宿をまとめるなら、交通と宿をセットにする方法 も選択肢になります。
よくある質問
次の御開帳はいつですか
★令和9年(2027年)4月4日(日)から6月19日(土)までの77日間です。2024年11月20日に善光寺が発表しました。
何年に1回開催されますか
公式の表現は★「数え年で七年に一度」です。ただし前回は令和4年(2022年)で、数え年で七年目にあたるのは2028年。今回の2027年は六年目にあたります。★なぜ2027年なのかについて、公式に説明はありません。
いつ行くのが良いですか
★混雑の案内は公式にありません。手がかりは行事の日程で、開闢大法要(4月4日・日)、中日庭儀式(4月24日・5月8日の土曜)、仏都花まつり大法要(5月5日・祝日)、結願大法要(6月19日・土)に人が集まる構造です。行事のない平日、とくに5月中旬から6月上旬の平日が谷間にあたります。
2027年のツアーはいつ出ますか
★2026年10月26日時点で、ツアーの発表は確認していません。会期そのものは2024年11月に発表済みなので、旅行会社の商品は会期発表後に順次出てくることになります。
回向柱とは何ですか
本堂前に建つ高さ約10メートルの角塔婆で、長野市松代町から寄進されます。前立本尊の右手に結ばれた金糸が五色の糸を経て白い「善の綱」となり、この柱につながります。公式は★「回向柱に触れることは前立本尊に触れることと同じ御利益があるといわれています」としています。建立式は4月2日(金)13時です。
何時から参拝できますか
★御開帳期間中の参拝時間は、公式にまだ公表されていません。公表されているのは各行事の開始時刻と、善光寺事務局の窓口時間(9:00〜16:30)だけです。
まとめ|次回の御開帳
- ★令和9年(2027年)4月4日(日)〜6月19日(土)の77日間
- 2024年11月20日に善光寺が発表
- ★公式は「数え年で七年に一度」。前回は2022年で、七年目は2028年にあたる
- ★なぜ2027年なのかについて公式に説明はない
- 絶対秘仏の御本尊の分身仏「前立本尊」(重要文化財)を本堂にお迎えする
- ★回向柱は高さ約10メートル。松代町から寄進。触れると前立本尊に触れるのと同じ御利益
- 回向柱建立式4月2日13時/開闢大法要4月4日10時/結願大法要6月19日10時
- 中日庭儀式は4月24日(天台宗)と5月8日(浄土宗)の各10時
- ★大法要は土日祝に集中。5月中旬〜6月上旬の平日が谷間
- ★参拝時間・待ち時間・混雑の案内は公式にまだない
- 77日間続くため、春のあいだ長野の宿に需要が乗る
77日間のうち、行事が集中するのは土日祝です。平日を選べるなら宿も取りやすくなります。会期は2年以上前から決まっているので、早く動けるのがこの行事の利点です。
この記事の情報は2026年10月26日時点のものです。善光寺のお知らせ「善光寺御開帳執行の会期が決定しました。」(2024年11月20日)、令和9年善光寺前立本尊御開帳の特設サイトとその行事ページ、善光寺御開帳公式サイトの「御開帳とは」、長野市のにぎわい創出事業の資料を確認しました。なぜ2027年の開催になったのかについては、いずれのページにも説明がありませんでした。参拝時間、待ち時間の目安、混雑の案内、2027年のツアーについても記載がありません。開闢大法要の曜日は公式の行事ページ内で表記が食い違っており、カレンダー上は日曜です。
