ホーランエンヤを調べると、2019年の公式サイトが今も検索の上位に残っています。★次の開催は2029年。前回から10年後です。
そして、意外に知られていません。★10年待たなくても、松江ホーランエンヤ伝承館で通年見られます。2分の1の大きさの櫂伝馬船に乗ることもできます。
3分で説明すると
- ★10年に一度の船神事。次回は2029年の予定
- ★前回は令和元(2019)年5月18日(土)〜26日(日)の9日間
- ★正式には城山稲荷神社の「式年神幸祭」。ホーランエンヤはその通称
- 渡御祭・中日祭・還御祭の3つで9日間
- ★櫂伝馬船は100隻以上。1隻に総勢50人ほどが乗る
- ★船を出すのは馬潟・矢田・大井・福富・大海崎の五大地
- 船行列は大橋川・中海・意宇川を進み、御旅所は阿太加夜神社
- ★「ホーランエンヤ」という語の意味は、確認した公式のいずれにも書かれていない
- 日本三大船神事のひとつ(大阪の天神祭、広島の厳島神社の管絃祭と並ぶ)
- ★2021年3月11日に「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選定
- ★松江ホーランエンヤ伝承館は9:00〜17:00、毎週月曜休館
- ★令和8年7月1日から小・中学生の観覧料が無料
次回はいつか
★2029年の予定です。10年に一度行われます。
前回は2019年5月
★令和元(2019)年5月18日(土)〜26日(日)の9日間でした。この年が10年に一度に当たりました。
検索して出てくる写真や動画の多くは、このときのものです。★2019年の公式サイトが今も検索結果に残っているので、現在の案内と取り違えないようにする必要があります。
2029年の日程は未発表
★2026年10月26日時点で、2029年の日付は公表されていません。
前回が5月中旬から下旬の9日間だったことから、同じ時期が想定されますが、★これは前回からの推測で、発表された日程ではありません。
なぜ10年に一度なのか
★10年に一度になった理由についての説明は、確認したページにありません。公式の書き方は「10年に一度行われます」「10年に一度の式年祭」だけです。
「式年」とは定められた年ごとという意味の言葉で、式年遷宮などと同じ使われ方です。ホーランエンヤの場合、その周期が10年だということになります。
正式名称は式年神幸祭
★城山稲荷神社の「式年神幸祭」の通称がホーランエンヤです。
神幸祭とは、神様が神社を出て別の場所へ行き、また戻る祭りのこと。ホーランエンヤではその移動を船で行うため、船神事になります。
9日間の3つの行事
祭礼は渡御祭 → 中日祭 → 還御祭の順で、9日間にわたります。
渡御祭|船団で御神輿を運ぶ
★城山稲荷神社から御神輿を船団で運びます。船行列は大橋川・中海・意宇川を進み、御旅所の阿太加夜神社(松江市東出雲町出雲郷)へ向かいます。
★最初の日が最大の見どころです。100隻以上の船団が川を埋めるのはこの日になります。
中日祭|櫂伝馬踊りの奉納
阿太加夜神社の本殿では七日間の大祈祷が行われます。★その中日に櫂伝馬踊りが奉納されます。
★中日祭は陸路です。船の行列は渡御祭と還御祭の2日だけ、ということになります。
還御祭|城山稲荷神社へ戻る
★再び船団によって城山稲荷神社へ御神霊をお送りします。9日間の最後の日です。
★船行列が見られるのは初日と最終日の2日。9日間ずっと船が出ているわけではありません。ここを間違えると、船のない日に松江にいることになります。
100隻以上の船行列
規模を数字で見るとこうなります。
- ★櫂伝馬船の総数は100隻以上
- ★櫂伝馬船1隻に総勢50人ほどが乗り込む
- 「100艘以上の大船団」と文化庁の記載にもある
★1隻50人で100隻以上。船に乗っている人だけで数千人という規模になります。
櫂伝馬踊りは剣櫂と采振り
船の上で行われるのが櫂伝馬踊りです。★剣櫂(けんがい)や采振り(さいふり)踊りを、踊り手が櫂伝馬船の上で唄や太鼓にあわせて行います。
起源について公式はこう書いています。★文化5年(1808)に馬潟が神輿船を救助して喜んだことが始まりとされています。
★踊りの歴史は200年以上。動く船の上で踊るという点が、他の祭りの踊りと違うところです。
船を出すのは五大地
櫂伝馬船を出すのは決まった5つの地区です。
- 馬潟(まかた)
- 矢田(やだ)
- 大井(おおい)
- 福富(ふくとみ)
- 大海崎(おおみさき)
この5地区を五大地と呼びます。保護団体の名前もホーランエンヤ五大地連合保存会です。
「ホーランエンヤ」とはどういう意味か
★語の意味や由来についての記載は、確認した公式のいずれにもありません。松江歴史館のページにも、文化庁の文化遺産データベースにも書かれていないのです。
確かなのはこれが式年神幸祭の通称として定着しているということだけです。★由来を断定して書いている記事を見かけますが、公式の裏づけは確認できる範囲にありません。
日本三大船神事のひとつ
★ホーランエンヤは日本三大船神事のひとつとされています。並び称されるのは次の2つです。
★3つのうち、ホーランエンヤだけが10年に一度です。天神祭は毎年7月24〜25日、管絃祭は旧暦6月17日で毎年行われます。
文化財としての位置づけ
★2021年3月11日に「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選定されました。保護団体はホーランエンヤ五大地連合保存会です。
前回の2019年の後に選定されたことになります。★2029年は、選定後の最初の開催です。
10年待たずに見る方法
★松江ホーランエンヤ伝承館が通年で開いています。10年に一度の祭りを、いつでも見られる場所です。
開館時間と観覧料
- 所在地|松江市殿町250
- ★開館時間|9:00〜17:00
- ★休館日|毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日〜1月1日
- ★令和8年7月1日から小・中学生の観覧料が無料
- ★65歳以上の松江市民は観覧無料
- 松江歴史館の有料展示を観覧した人も無料
- ★変更後の大人の観覧料については、確認したページに記載がありません
- 問い合わせ|0852-32-1607
★2026年7月1日に料金が変更になったと案内されていて、変更後の大人料金が読み取れません。金額を知りたい場合は、電話で確かめるのが確実です。
2分の1の櫂伝馬船に乗れる
展示の中身はこうです。
- シアタールームでの映像とグラフィック
- ★実物の2分の1の大きさの櫂伝馬船に乗っての体験
★見るだけでなく、船に乗れるのがこの施設の中身です。10年に一度の祭りで、しかも船の上の出来事なので、近くで見る機会がそもそもありません。
アクセスと駐車場
- JR松江駅よりレイクラインバスで13分、「塩見縄手」下車1分
- ★専用駐車場は10台
★駐車場が10台しかありません。松江城のすぐ近く(殿町)なので、城とあわせて回る形になります。
2029年に向けていつ宿を取るか
★日程が未発表なので、いま取ることはできません。ただし、押さえておく条件はあります。
- ★9日間のうち船行列は初日と最終日の2日だけ
- ★前回は5月中旬〜下旬だった
- ★10年に一度なので、全国から人が集まる
★狙う日は2日に絞られます。そこに人が集中するということです。発表が出た時点で動くことになります。
松江と出雲は近く、同じ島根です。★出雲大社の神在祭も島根の大きな行事で、こちらは毎年あります。日程は 出雲大社の神在祭2026 にまとめています。
よくある質問
ホーランエンヤとはどういう意味ですか
★語の意味や由来についての記載は、確認した公式のいずれにもありません。松江歴史館のページにも文化庁の文化遺産データベースにも書かれていません。確かなのは、これが城山稲荷神社の式年神幸祭の通称だということです。
次回はいつ開催されますか
★2029年の予定です。10年に一度行われ、前回は令和元(2019)年5月18日(土)〜26日(日)の9日間でした。★2029年の日付は未発表です。
何日目に行けば船が見られますか
★初日(渡御祭)と最終日(還御祭)です。中日祭は陸路で、阿太加夜神社の本殿で七日間の大祈祷が行われ、その中日に櫂伝馬踊りが奉納されます。★9日間ずっと船が出ているわけではありません。
ホーランエンヤは今でも見られますか
★松江ホーランエンヤ伝承館で通年見られます。松江市殿町250、9:00〜17:00、毎週月曜休館(祝日の場合は翌平日)。シアタールームの映像と、★実物の2分の1の大きさの櫂伝馬船に乗っての体験があります。令和8年7月1日から小・中学生は観覧無料です。
日本三大船神事は何ですか
ホーランエンヤ、大阪府の天神祭、広島県の厳島神社の管絃祭です。松江歴史館のページにそう記されています。★このうちホーランエンヤだけが10年に一度で、残り2つは毎年行われます。
まとめ|次回と見どころの要点
- ★次回は2029年の予定。日程は未発表
- ★前回は2019年5月18日〜26日の9日間
- ★正式には城山稲荷神社の式年神幸祭。ホーランエンヤは通称
- ★10年に一度になった理由についての説明は公式にない
- 渡御祭・中日祭・還御祭の3つで9日間
- ★船行列は初日と最終日の2日だけ。中日祭は陸路
- ★櫂伝馬船は100隻以上、1隻に総勢50人ほど
- 船行列は大橋川・中海・意宇川。御旅所は阿太加夜神社
- ★櫂伝馬踊りは剣櫂と采振り。文化5年(1808)に馬潟が神輿船を救助したのが始まりとされる
- 船を出すのは馬潟・矢田・大井・福富・大海崎の五大地
- ★「ホーランエンヤ」という語の意味は公式に書かれていない
- 日本三大船神事のひとつ(天神祭・管絃祭と並ぶ)
- ★2021年3月11日に記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選定
- ★松江ホーランエンヤ伝承館(松江市殿町250)は9:00〜17:00・毎週月曜休館
- ★2分の1の櫂伝馬船に乗れる。小・中学生は令和8年7月1日から無料
- JR松江駅からレイクラインバス13分「塩見縄手」下車1分。★専用駐車場10台
次回は2029年で、船行列が見られるのは9日間のうち2日だけです。発表が出てから動く祭りですが、伝承館なら通年で見られます。松江に泊まるなら松江城のまわりが近道です。
この記事の情報は2026年10月26日時点のものです。松江歴史館の「ホーランエンヤとは」「松江ホーランエンヤ伝承館」、松江観光協会の松江ホーランエンヤ伝承館の施設案内、文化庁の文化遺産オンライン(ホーランエンヤ)を確認しました。2029年の日程、「ホーランエンヤ」という語の意味と由来、10年に一度になった理由、渡御祭と還御祭それぞれの日数、変更後の大人の観覧料については、確認したページのいずれにも記載がありませんでした。伝承館の観覧料は、松江観光協会の案内に「2026年7月1日から料金が変更になります」と注記があり、伝承館側は「令和8年7月1日から小・中学生観覧料が無料」としています。
