唐津を調べると、唐津城・虹の松原・呼子のイカ・唐津焼・唐津くんちが出てきます。ただ、それぞれがどこにあって、どう繋がっているのかは出てきません。
最初に知っておくべきことが1つあります。唐津市街と呼子は、車で30分離れています。
同じ唐津市ですが、別の町です。「唐津に行って、ついでに呼子でイカを食べる」は半日では収まりません。ここを知らずに日程を組むと、どちらかを削ることになります。
この記事は、唐津をどう回るかを決めるためのものです。料金と所要時間は公式サイトで確認しています。
唐津の全体像
唐津の見どころは、大きく3つのエリアに分かれます。
| エリア | 何があるか | 唐津駅から |
|---|---|---|
| 唐津市街 | 唐津城、曳山展示場、唐津焼の窯元 | 徒歩圏〜車10分 |
| 東側(浜玉方面) | 虹の松原、鏡山 | 電車で数分〜車20分 |
| 北側(呼子・名護屋方面) | 呼子朝市、イカの店、七ツ釜、名護屋城跡 | バス・車で30分 |
唐津市街はコンパクトです。唐津城も曳山展示場も駅から歩けます。時間がかかるのは呼子への移動だけ。
主な見どころ
唐津城
唐津のシンボルです。慶長7年(1602年)から7年かけて築かれたと伝わり、豊臣秀吉の家臣・寺沢志摩守広高が築城しました。現在の天守閣は昭和41年に建てられたもので、平成29年7月に内部がリニューアルされています。別名「舞鶴城」。桜と藤の名所でもあります。
| 住所 | 唐津市東城内8-1(0955-72-5697) |
|---|---|
| 料金 | 一般500円/小・中学生250円/未就学児無料(20名以上は2割引) |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(入館は16:40まで) |
| 休み | 12/29〜12/31 |
| アクセス | JR唐津駅から車7分、徒歩20分 |
エレベーターは別料金です。舞鶴公園のエレベーターは片道で一般(15歳以上)100円、小・中学生50円。未就学児と70歳以上は無料です。城は高台にあるので、歩いて登るか、片道100円払うかの選択になります。
駐車場は東城内駐車場(普通車190台)。1時間以内100円、1〜2時間300円、2時間以上400円(夜間は一律300円)。バイクは25台・無料です。
入場チケットはKKdayで電子チケット(500円)として購入できます。現地と同じ料金なので安くはなりません。利点は当日まで無料でキャンセルできることと、窓口に並ばずに済むことです。
虹の松原
全長約4.5km、幅約500m、松は約100万本。唐津藩初代藩主の寺沢志摩守広高が防風・防潮林として植えたのが始まりです。三保の松原、気比の松原と並ぶ日本三大松原で、国の特別名勝に指定されています。
| 料金 | 自由散策(無料) |
|---|---|
| 駐車場 | 135台・無料 |
| アクセス | JR筑肥線「虹ノ松原駅」下車すぐ/西九州道「唐津IC」から車20分 |
駅を降りてすぐです。車がなくても行けます。昔から語り継がれる「七不思議」があることでも知られています。
曳山展示場
唐津くんち(毎年11月2〜4日)で町を巡行する14台の曳山が一堂に展示されています。佐賀県の重要有形文化財です。
| 住所 | 唐津市新興町2881-1(0955-73-4361) |
|---|---|
| 料金 | 一般310円/小・中学生150円/未就学児無料(20人以上は一般240円・小中学生120円) |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(入館は16:40まで) |
| 休み | 12/29〜12/31 |
| アクセス | JR唐津駅から徒歩約5分 |
駅から徒歩5分です。車なしの観光では、ここが起点になります。
なお、曳山展示場は建て替えのため2021年10月から現在の場所(ふるさと会館アルピノ)に一時移転しています。唐津市は新市民会館と新曳山展示場を建設中です。唐津観光協会のページには「11月3日・4日は唐津くんち巡行のため休み」とありますが、唐津市の公式ページ(2025年7月更新)には記載がありません。11月に行く場合は事前に確認してください。
七ツ釜
国の天然記念物です。玄武岩が玄界灘の波に侵食されてできた海食洞で、岩肌が柱のように並ぶ「柱状節理」が見られます。最大の海食洞は間口3m、奥行き110m。波の状況によっては舟で中に入れます。
| 料金 | 現地での観覧は無料 |
|---|---|
| 遊覧船 | 大人(中学生以上)2,000円/小人(小学生)1,000円(幼児は大人1名につき1名無料) |
| 発着 | 呼子港(マリンパル呼子 0955-82-3001) |
| アクセス | 大手口バスセンターから「湊・呼子線」で「七ツ釜入口」下車(34分)、バス停から徒歩約30分 |
陸路はバス34分+徒歩30分で、車なしにはかなり厳しい。ただし遊覧船は呼子港から出ます。呼子まで行くなら船で行くほうが現実的です。
呼子朝市
7:30〜12:00、元旦以外は毎日。日本三大朝市のひとつです。約200mの通りに露店が並びます。詳しくは呼子朝市の歩き方へ。
呼子のイカ
唐津観光の目的として最も大きいのがこれです。活き造りは一年中食べられますが、時期によって種類が変わります。店選び・予約・支払いは呼子のイカ完全ガイドへ。
唐津焼
唐津は焼きものの町でもあります。窯元では見学や陶芸体験ができます。唐津焼とは/唐津焼の窯元めぐりへ。
モデルコース
半日|唐津市街だけ(約4時間)
呼子には行かず、駅周辺で完結させるコースです。
- JR唐津駅 着
- 曳山展示場(徒歩5分・310円・30分)… 14台の曳山を見る
- 唐津城(徒歩20分・500円・1時間)… 天守閣から唐津湾を見渡す。エレベーターは片道100円
- 城下町を歩く(1時間)… 唐津焼の店が点在
- JR唐津駅 戻り
入場料の合計は810円(エレベーターを使えば+100〜200円)。
1日|唐津市街+呼子(約8時間)
呼子まで足を延ばすなら、朝を呼子に使うのが正解です。
- 朝7時台 … 呼子朝市(7:30〜12:00)
- 10時〜11時 … 呼子でイカの活き造り。開店直後に並ぶ
- 午後 … 遊覧船で七ツ釜(呼子港発・2,000円)、または名護屋城跡方面へ
- 夕方 … 唐津市街へ戻り、唐津城(16:40までに入館)
イカの店は開店直後を狙わないと数時間待ちます。呼子朝市とイカの店は、この順番でしか噛み合いません。
車なしで回る
回れます。ただし呼子へはバスです。
- JR唐津駅 → 曳山展示場 徒歩5分
- 唐津城 徒歩20分(またはバス)
- 虹の松原 … JR筑肥線「虹ノ松原駅」下車すぐ
- 呼子 … 大手口バスセンターから昭和バスで約30分(唐津観光協会の案内では1時間に2本)
唐津市街は徒歩で回れます。虹の松原も駅を降りてすぐ。呼子だけバスになりますが、本数はあります。
車なしで難しいのは七ツ釜だけです。陸路だとバス停から徒歩30分。呼子港から遊覧船で行くほうが確実です。
いつ行くか
| 時期 | 何がある |
|---|---|
| 11月2〜4日 | 唐津くんち。14台の曳山が町を巡行する。宿は埋まる |
| 春(3〜4月) | 唐津城の桜・藤。呼子は3月下旬に3種のイカがそろう |
| 5〜9月 | ケンサキイカ(呼子の定番)。夏休みは混む |
| 12〜3月 | アオリイカ。地元では冬のほうが美味しいという評価が多い |
唐津くんちの詳細は唐津くんち 完全ガイドへ。イカの旬は呼子のイカの旬はいつ?へ。
体験するなら
唐津・呼子では、唐津焼の絵付けや手びねりの体験ができます。鏡山窯の絵付け体験は1,650円から。ほかに唐津湾でのSUP、立神でのサーフィン、名護屋城跡の3D謎解きなどもあります。
泊まるか、日帰りか
呼子まで行くなら泊まったほうがいい、というのが率直な答えです。理由は3つあります。
- 朝市が7:30から … 日帰りだと朝市に間に合いません
- イカの店は開店直後が勝負 … 昼に着くと数時間待ちます
- 天候で食べられない日がある … 活き造りは生きたイカの入荷が前提です。翌日に回せる余裕があるかどうかで結果が変わります
唐津市街なら日帰りでも回れます。呼子を組み込むなら1泊です。
宿の選び方は唐津の宿・呼子温泉へ。日帰り温泉なら唐津の日帰り温泉へ。
よくある質問
唐津と呼子はどれくらい離れていますか?
車で約30分、バスで約30〜40分です。同じ唐津市ですが別の町で、半日で両方を回るのは難しいと考えてください。
車がなくても観光できますか?
できます。唐津市街は駅から徒歩圏、虹の松原はJR筑肥線「虹ノ松原駅」下車すぐ、呼子へは大手口バスセンターからバスで約30分です。七ツ釜だけは車か遊覧船が現実的です。
唐津城の入場料はいくらですか?
一般500円、小・中学生250円、未就学児無料です。舞鶴公園のエレベーターは別料金で片道100円(小・中学生50円、未就学児と70歳以上は無料)。
曳山展示場では14台全部見られますか?
はい、14台が一堂に展示されています。ただし建て替えのため2021年10月から一時移転中で、現在はふるさと会館アルピノにあります。
半日しかありません。何を優先すべきですか?
唐津市街だけに絞ってください。曳山展示場(310円)と唐津城(500円)で合計810円、駅から徒歩で回れます。呼子は諦めたほうが結果的に満足度が高くなります。
唐津くんちの時期は観光しやすいですか?
見どころは多いですが、宿が埋まり、町も混みます。曳山展示場は巡行のため休館になる可能性があるので、事前に確認してください。
まとめ
- 唐津市街と呼子は車で30分離れている。半日で両方は難しい
- 唐津市街はコンパクト。曳山展示場は駅から徒歩5分、唐津城は徒歩20分
- 虹の松原はJR「虹ノ松原駅」下車すぐ・無料。車なしでも行ける
- 呼子を組み込むなら朝市(7:30〜)を先に、イカの店は開店直後
- 七ツ釜だけは車か遊覧船。陸路はバス停から徒歩30分
- 呼子まで行くなら1泊。唐津市街だけなら日帰りで足りる
この記事の情報は2026年9月14日時点で、唐津観光協会・唐津市・佐賀県公式観光サイトおよびKKdayの公開情報を確認したものです。料金・営業時間は変更されることがあります。
