天神祭の奉納花火は7月25日の夜、19時30分から20時50分までです。7月24日には上がりません。
そして天神祭の花火には、ほかの花火大会と決定的に違う点があります。花火が上がっている時間、大川では船渡御が進んでいます。花火だけを見に行くと、この祭の本体を見逃します。
3分で説明すると
- 奉納花火は7月25日(本宮)の19時30分〜20時50分
- 7月24日(宵宮)には花火がない
- 18時に船渡御が出船し、19時に船上祭。花火はそのあと
- 花火は船渡御の上空に上がる。船と花火を同時に見るのが天神祭の見方
- 大阪天満宮はこの祭を「火と水の祭典」と呼んでいる
- 花火が終わる20時50分から宮入が始まり、22時の還御祭で祭が終わる
- 2027年は7月25日が日曜日
奉納花火は7月25日の夜
天神祭は7月24日が宵宮、25日が本宮です。花火が上がるのは本宮の夜だけです。
19時30分から20時50分まで
大阪市北区の区広報紙に載っている時刻では、奉納花火は19時30分から20時50分。1時間20分あります。
日程は毎年7月24日・25日で固定です。曜日に関係なく動きません。
24日には花火がない
宵宮の7月24日に花火は上がりません。24日に行われるのは宵宮祭(7時45分)・鉾流神事(8時50分)・催太鼓と獅子舞の氏地巡行(16時)です。
「天神祭に行く」と決めるとき、花火が目当てなら25日です。日程全体は 天神祭の日程 にまとめています。
船渡御と同時に進む|これが天神祭の花火
多くの花火大会は、花火そのものが目的です。天神祭は違います。花火は神事に奉納されるもので、その神事が同時に進んでいます。
18時に船が出て、19時に船上祭
25日の夜の流れはこうなっています。
- 15時30分|陸渡御列が大阪天満宮を出発
- 18時00分|船渡御列が天神橋北詰から出船
- 19時00分|船上祭(天満橋上流)
- 19時30分〜20時50分|奉納花火
- 20時50分〜22時00分|宮入
- 22時00分|還御祭(本殿)
つまり船が出てから1時間半後に花火が始まります。花火が上がっている間、船はまだ大川を進んでいます。
「火と水の祭典」と呼ばれる理由
大阪天満宮は天神祭について、大川に映る篝火や提灯の灯り、花火などの華麗な姿から「火と水の祭典」とも呼ばれると説明しています。
水面に映るのは花火だけではありません。船の篝火と提灯も映っています。花火だけを見ていると、この「水」の部分が抜けます。
船渡御は昭和24年に復活した
船渡御は戦争で中断し、昭和24年(1949年)に復活しました。さらに昭和28年(1953年)から、大川を遡航する現在の形になっています。
理由は地盤沈下です。橋桁が低くなって下航できなくなったため、上流へ向かう形に変えられました。今の船渡御のルートは、大阪の地盤沈下の結果ということになります。
どこから打ち上げられるか
打ち上げ場所を明記した公式の資料は見つかりませんでした。
公式に書かれているのは「船渡御の上空」まで
大阪天満宮の案内には「25日の本宮の夜は、大川(旧淀川)に多くの船が行き交う船渡御が行われ、奉納花火があがる」とあります。大阪市北区の区広報紙も、写真の説明に「船渡御の上空を彩る奉納花火」と書いています。
つまり確実なのは船渡御が進む大川の上空に上がるということまでです。
発数は約3,000発。打ち上げ地点は公表されていない
発数は分かります。大阪天満宮の天神祭渡御行事保存協賛会のページに「約3,000発」と書かれています。同じページに船渡御は「百艘におよぶ船団が大川を行き交う」とあります。
一方で打ち上げ地点を明記した記載は、大阪天満宮の公式ページにも大阪市北区の公開資料にも見つかりませんでした。「2か所から上がる」という説明は各所で見かけますが、裏付けを確認できません。
確実に知りたい場合の確認先は大阪天満宮です。打ち上げ場所は年ごとの実施体制によっても変わり得るので、その年の発表を見るのが確実です。
見る場所を決めるときの考え方
打ち上げ地点が公表されていない以上、場所選びは船渡御のルートを基準にすることになります。船は天神橋北詰を18時に出て、19時に天満橋上流で船上祭。この区間の大川沿いが中心です。
場所ごとの見え方は 天神祭の場所、混雑を避けられる場所は 天神祭の穴場 にまとめています。
何時に行けばいいか
花火だけを見るなら19時30分に間に合えば足ります。ただしそれでは祭の半分を見逃します。
- 15時30分|陸渡御の出発を見る。大阪天満宮の表門から列が出る
- 18時00分|船渡御の出船を見る。天神橋北詰
- 19時00分|船上祭。天満橋上流
- 19時30分|花火が始まる
陸渡御から見るなら昼過ぎ、船渡御からなら夕方、花火だけなら19時台——どこから見るかで到着時刻が4時間変わります。
7月下旬の大阪は日没が19時過ぎです。18時の出船はまだ明るく、19時30分の花火は暗くなってからという時間の流れになります。
花火が終わったあとに何があるか
20時50分に花火が終わっても、祭は続きます。
- 20時50分〜22時00分|宮入(天満宮)
- 22時00分|還御祭(本殿)
花火の終了と同時に帰ると、宮入を見逃します。逆にいえば、花火のあとすぐ動けば混雑のピークを少しずらせます。
帰りの時間帯は大阪市内の鉄道が混みます。規制の時間は 天神祭の交通規制 にまとめています。
有料で見る方法はあるか
天神祭には有料の観覧席と、船に乗って見る方法があります。
- 桟敷席|川沿いに設けられる有料席
- 奉拝船|船渡御に加わる船に乗る
どちらも販売の時期・料金・申し込み方法が年ごとに決まります。詳しくは 天神祭の有料席、船のほうは 天神祭の船渡御 にまとめています。
雨のときはどうなるか
天神祭は神事です。宵宮祭・鉾流神事・本宮祭・陸渡御・船渡御・還御祭は、雨でも行われます。
ただし奉納花火は花火なので、荒天時の扱いは別になります。実施の判断はその年の主催者が出します。
過去には中止になった年もあります。2020年・2021年は神事中心で船渡御も花火も行われず、2022年は陸渡御を縮小して再開、2023年に船渡御と奉納花火が4年ぶりに復活しました。
2027年は日曜日の夜
天神祭の日程は7月24日・25日で固定です。曜日は年によって変わります。
2027年は7月24日が土曜日、25日が日曜日です。
- 7月24日(土)|宵宮。鉾流神事は朝8時50分
- 7月25日(日)|本宮。陸渡御・船渡御・奉納花火
宵宮・本宮とも週末になる年です。平日に当たる年より人出が増えると見ておいたほうがいいです。翌日が月曜なので、遠方から行くなら泊まりの判断が要ります。
よくある質問
Q. 天神祭の花火は何時からですか
7月25日の19時30分から20時50分までです。24日には上がりません。
Q. 2027年の花火はいつですか
7月25日(日)です。天神祭の日程は毎年7月24日・25日で固定されています。
Q. 大阪で一番すごい花火大会はどれですか
規模で比べるものではありませんが、天神祭の奉納花火は日本三大祭りの一つに奉納される花火で、船渡御と同時に進むという点がほかにありません。
Q. 花火は何発くらい上がりますか
約3,000発です。大阪天満宮の天神祭渡御行事保存協賛会のページに記載があります。
Q. 船渡御と花火はどちらを見るべきですか
同時に見られます。花火は船渡御の上空に上がるので、大川沿いにいれば両方が視界に入ります。
Q. 24日と25日はどちらに行くべきですか
花火と船渡御を見たいなら25日です。24日は朝の鉾流神事が中心で、夜の行事は限られます。
まとめ|天神祭の花火の押さえ方
- 花火は7月25日の19時30分〜20時50分。24日にはない
- 18時に船渡御が出船、19時に船上祭。花火はそのあと
- 花火は船渡御の上空。船と花火を同時に見るのが天神祭の見方
- 発数は約3,000発、船は百艘。ただし打ち上げ地点は公表されていない
- 花火のあとに宮入(20時50分〜22時)と還御祭(22時)がある
- 2027年は7月25日が日曜。宵宮・本宮とも週末
全国の花火大会の日程は 花火大会カレンダー も参考にしてください。
この記事の情報は2026年10月19日時点で、大阪天満宮の「天神祭」「天神祭渡御行事保存協賛会」、大阪市北区の区広報紙(令和5年7月号)を確認したものです。時刻は2023年の区広報に載っていたもので、年によって前後します。奉納花火の打ち上げ場所と発数については、公開されている一次資料に記載がないため記載していません。2027年の実施内容は主催者の発表をご確認ください。
