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全国の花火師が競う「土浦全国花火競技大会」2026の日程と席

2026.10.28 読了 10分

土浦の花火は11月に上がります。 夏ではありません。

第95回土浦全国花火競技大会は2026年11月7日(土)午後5時30分から午後8時。約2万発です。

そして、ほかの花火大会と決定的に違う点があります。これは競技大会です。 花火師が賞を取りに来ています。

3分で説明すると

  • 第95回は2026年11月7日(土)午後5時30分競技開始・午後8時終了予定
  • 荒天なら11月14日(土)に延期。両日とも実施できなければ中止
  • 会場は桜川畔(学園大橋付近)
  • 約2万発(競技花火と余興花火の合計)
  • 競技はスターマインの部・10号玉の部・創造花火の部の3部門
  • 優勝者に経済産業大臣賞・中小企業庁長官賞・茨城県知事賞。さらに3部門の中から内閣総理大臣賞
  • 内閣総理大臣賞は土浦と大曲だけに授与される
  • 秋に開くのは「実りの秋を祝い、農民の勤労を慰める」ため

第95回はいつか

令和8年11月7日(土曜日)です。

  • 午後5時30分|競技開始
  • 午後8時|終了予定

2時間30分の枠に約2万発が入ります。

荒天なら11月14日に延期

実行委員会の書き方は「荒天の場合は14日(土曜日)に延期」、そして「両日とも実施できない場合は中止」です。

FAQでは「雨天決行ですが、荒天の場合は延期となります」とされています。雨なら上がる、荒天なら翌週という切り分けです。

開催の可否は数日前に発表される

当日まで待つわけではありません。令和7年の大会では、当初10月31日(金)午前9時頃に発表する予定を早め、10月30日(木)午後6時頃に発表されました。開催の2日前の夕方です。

発表は花火大会公式HP、土浦市HP、土浦市のXで行われます。「個別の連絡はいたしません」と明記されています。

何時から何時までか・何発上がるか

時間は午後5時30分から午後8時。11月なので日没が早く、開始時点ですでに暗いのが夏の花火との違いです。

発数はFAQにあります。「競技花火と余興花火の合計約2万発の花火を打ち上げます」。

「競技花火」と「余興花火」に分かれているところが、この大会の構造です。

なぜ11月に開催されるのか

実行委員会が理由を書いています。

「土浦の花火の特徴の一つとして秋に開催していることがあげられますが、これは実りの秋を祝い、農民の勤労を慰めるという意味もありました」

夏の納涼ではなく収穫を祝う祭として始まった、ということです。

始まりは大正14年、寺の住職の私財だった

もう一つの由来も記録に残っています。

大正14年、土浦市文京町の神龍寺の24代住職・故秋元梅峯師が私財を投じて霞ヶ浦湖畔で開催したのが始まりです。

趣旨は2つありました。霞ヶ浦海軍航空隊の殉職者の慰霊と、関東大震災後の不況で疲弊した土浦の経済を活性化すること。

この花火大会が不況にあえぐ商店街に好況をもたらしたため、地元の商業者の協力を得られるようになり、土浦をあげての行事になりました。

長岡とつながっている

大会の沿革には、意外な一文があります。

秋元師が霞ヶ浦海軍航空隊と親交が深かった背景として、「大正13年3月から14年12月頃まで山本五十六元帥も神龍寺に下宿していて、現在、新潟県長岡市にある五十六像も当初は神龍寺にあった」と書かれています。

日本三大花火の土浦と長岡が、人を介してつながっていることになります。長岡花火については 花火大会カレンダー で時期を確認してください。

会場はどこか

桜川畔(学園大橋付近)です。有料観覧席の案内では「土浦市桜川畔(学園大橋下流付近)」と書かれています。

会場は3回動いている

会場は何度か動いてきました。霞ヶ浦湖畔で始まり、桜川匂橋付近で打ち上げた時期を経て、昭和46年(第40回)から現在の桜川畔大曲付近になりました。

観覧の場所取りについては 土浦花火の穴場、車で行く場合は 土浦花火の駐車場 にまとめました。

「競技大会」とは何か

ここが土浦を見る目を変える部分です。花火師が賞を取りに来る大会なので、番組が競技と余興に分かれています。

競技3部門

  • スターマインの部
  • 10号玉の部
  • 創造花火の部

大会の目的にはこうあります。「全国煙火業者の出品による花火競技大会を開催し、広く観客の観賞に供するとともに煙火業者の技術の向上を図り」。技術の向上が目的に入っているのが競技大会です。

スターマインは土浦が独立させた部門

スターマインとは「速射連発」のことです。数百発を絶妙なタイミングと多彩な変化で連続して打ち上げます。

実行委員会は歴史をこう説明しています。「今でこそ各地の花火大会でフィナーレを飾ることが多いスターマインですが、以前は仕掛花火の裏打ちとしてしか扱われませんでした」。

それを変えたのが土浦です。昭和34年(第28回)に「速射連発の部」を競技部門のひとつとして独立させ、昭和57年(第51回)から「スターマインの部」へ名称変更しました。

いま土浦は「スターマイン日本一」を決める大会とも言われます。花火師は土浦仕様のスペシャルスターマインを持ち込んできます。

余興花火が5つある

競技以外の番組も挙がっています。

  • レクチャー花火
  • 花火師登場
  • 広告櫓仕掛花火
  • ワイドスターマイン「土浦花火づくし」
  • エンディング花火

「レクチャー花火」があるのが土浦の親切なところです。競技を見るための解説が番組に組み込まれています。初めてなら、ここを聞いてから競技に入ると見え方が変わります。

賞を知ると見方が変わる

各部門の優勝者に授与される賞は次の通りです。

部門 優勝者に授与される賞
スターマインの部 経済産業大臣賞
10号玉の部 中小企業庁長官賞
創造花火の部 茨城県知事賞

さらに平成12年から、3部門の優勝者の中から「煙火技術の向上に貢献し、観る人に感動を与えたと認められる最も優秀な花火師」に内閣総理大臣賞が授与されます。

実行委員会はこう書いています。「これは、数ある花火大会の中でも土浦と大曲の花火大会だけに授与される賞で、全国の花火師たちの目標となっています」。

花火師にとって年に2回しかない機会のうちの1回を見ている、ということです。

日本三大花火の中での位置

土浦は大曲(秋田)・長岡(新潟)と並んで日本三大花火と呼ばれます。

時期と性格が違う

3つの中で土浦が違うのは時期と性格です。

  • 時期|大曲と長岡が夏なのに対し、土浦は11月
  • 性格|内閣総理大臣賞が出るのは土浦と大曲だけ。土浦はスターマインの部を最初に独立させた大会
  • 日数|1日。もとは2日間だったが、天候による審査への影響等もあり昭和34年から1日になった

ほかの花火大会の時期は 花火大会カレンダー で比べられます。

有料席と無料観覧の違い

有料観覧席は事前申込による抽選販売のみです。窓口販売は実施しません。

第95回の席種と価格は次の通りです。

  • 桟敷席(全マス・5名)26,000円/(半マス・2名)13,000円
  • 桟敷イス席(1名)12,000円(第95回からの新規)
  • 桟敷テーブル席(4名)80,000円
  • イス席 A席6,000円/B席5,000円/C席4,000円(各1名)

ただし申込は8月12日から9月10日で、当選発表は9月14日に終わっています。これから席を取るなら、ふるさと納税の返礼品か、指定席付きのツアーになります。倍率や落選したときの手は 土浦花火の有料席 に詳しく書きました。

当選したチケットを手放す人から買える個別リセールもあります(土浦花火のリセール)。

無料で見られる場所の案内は、実行委員会からは出ていません。

雨天・荒天の場合

整理すると3段階です。

  • 雨|決行
  • 荒天|11月14日(土)に延期。チケットはそのまま使える
  • 両日とも実施できない|中止

延期されても返金はない

注意が要るのはお金の扱いです。「大会を延期した場合及び大会開催後に中止となった場合、補償及びチケットの返金はいたしません」と明記されています。延期されても返金はないということです。

また、チケットの配送料として特別チャージ990円がかかり、中止による払戻しが発生しても特別チャージは返金対象外です。

アクセスと宿

最寄りはJR常磐線の土浦駅です。東日本旅客鉄道(株)土浦事業本部が後援に入っています。

車で行く場合、実行委員会は第95回大会交通規制図(10月8日公開)と軒先パーキングエリアで予約のできる駐車場のご案内(10月20日公開)を出しています。詳しくは 土浦花火の駐車場 にまとめました。

バスツアーという選択肢もあります(土浦花火のツアー)。

11月7日は土曜日で、終了は午後8時です。終わってから遠くへ帰るより、土浦かつくば周辺に泊まるほうが動きやすくなります。

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よくある質問

Q. 土浦全国花火大会はいつ開催されますか。
A. 第95回は令和8年(2026年)11月7日(土曜日)、午後5時30分競技開始、午後8時終了予定です。荒天の場合は11月14日(土曜日)に延期されます。

Q. 何発上がりますか。
A. 競技花火と余興花火の合計で約2万発です。

Q. 2026年の日本三大花火大会はどこで開催されますか。
A. 一般に大曲(秋田)・長岡(新潟)・土浦(茨城)が日本三大花火と呼ばれます。このうち内閣総理大臣賞が授与されるのは土浦と大曲だけだと実行委員会が書いています。

Q. 中止になった理由は。
A. 記録に残っているのは第二次世界大戦による中断で、戦後いち早く復活し昭和21年9月に第14回大会として再開しています。近年の中止年の一覧は出ていません。なお雨天は決行で、荒天のときだけ延期です。

Q. チケット代はいくらですか。
A. 第95回はイス席がC席4,000円・B席5,000円・A席6,000円、桟敷席が半マス13,000円・全マス26,000円、桟敷イス席12,000円、桟敷テーブル席80,000円(いずれも税込)です。別に配送の特別チャージ990円がかかります。なお抽選の申込受付は9月10日で終了しています。

Q. なぜ11月なのですか。
A. 実行委員会は「実りの秋を祝い、農民の勤労を慰めるという意味もありました」と説明しています。大正14年に神龍寺の住職・秋元梅峯師が私財を投じて始めた大会です。

まとめ|日程の要点

  • 第95回は2026年11月7日(土)午後5時30分〜午後8時。荒天なら11月14日(土)に延期
  • 会場は桜川畔(学園大橋付近)。約2万発
  • 競技はスターマイン・10号玉・創造花火の3部門。ほかに余興花火が5つ
  • レクチャー花火があるので、初めてでも競技の見方が分かる
  • 優勝者に経済産業大臣賞・中小企業庁長官賞・茨城県知事賞。3部門の中から内閣総理大臣賞
  • 内閣総理大臣賞が出るのは土浦と大曲だけ
  • スターマインの部を最初に独立させたのが土浦(昭和34年・第28回)
  • 11月なのは「実りの秋を祝い、農民の勤労を慰める」ため。始まりは大正14年
  • 延期されてもチケットの返金はない(チケットはそのまま使える)

午後8時に終わって一斉に動くので、帰りの足が最も混みます。泊まる前提にすると、終わったあとに慌てずに済みます。

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→ 土浦花火の有料席|倍率と席ごとの見え方
→ 土浦花火の穴場/土浦花火の駐車場
→ 土浦花火のツアー/土浦花火のリセール
→ 花火大会カレンダー

この記事の情報は2026年10月25日時点のもので、第95回(2026年11月7日)の開催前に書いたものです。 以下は同時点で、土浦全国花火競技大会実行委員会の公式サイト「大会概要」(2026年9月17日更新)「大会の歴史」(2026年7月21日更新)「有料観覧席販売」(2026年10月6日更新)「FAQ よくある質問集」を確認したものです。日程・価格は第95回(2026年)のものです。来場者数、無料で見られる場所、近年の中止年の一覧については記載がありません。

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