祭をしる matsuri

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【2027】郡上おどりの日程・全30夜・日ごとに変わる会場

2026.10.28 読了 11分

郡上おどりは一晩だけの祭ではありません。7月中旬から9月上旬まで、全30夜にわたって踊られます。

そしてもうひとつ、ほかの祭にない特徴があります。会場が日によって変わります。 一晩に1カ所、その日の縁日がある町内で踊る。だから「郡上おどりに行く」と決めたら、日付と会場をセットで選ぶことになります。

3分で説明すると

  • 2026年は7月11日〜9月5日の全30夜(7月8夜・8月21夜・9月1夜)
  • ★会場は一晩に1カ所。町内の縁日に合わせて移動する
  • 時間は平日・日曜が20:00〜22:30/土曜が20:00〜23:00
  • ★徹夜おどりは8月13〜16日の4夜(20:00〜翌4:00または5:00)
  • 初日はおどり発祥祭(2026年は7月11日)、最後はおどり納め(9月5日)
  • 雨天でも原則開催。警報などが出た場合は中止になることがある
  • 2027年の日程はまだ出ていません(2026年10月時点)

郡上おどりはいつか

毎年7月中旬から9月上旬です。日付は固定されていません。町内の縁日に合わせて組むので、年によって変わります。

2026年(令和8年度)は7月11日(土)から9月5日(土)まで、全30夜でした。内訳は7月が8夜、8月が21夜、9月が1夜です。

夜数は年によって動いてきました。郡上市の資料によると、1923年(大正12年)は12夜、1955年(昭和30年)に30夜、1961年(昭和36年)には32夜まで増え、その後1962年に26夜に減り、いまは30夜前後で落ち着いています。

2027年の日程は、2026年10月の時点で発表されていません。 例年どおりなら7月中旬の土曜に発祥祭、8月13〜16日に徹夜おどり、9月上旬の土曜におどり納めという並びになります。

30夜の中身

30夜すべてが同じではありません。性格が4つに分かれます。

おどり発祥祭(7月中旬)

初日です。2026年は7月11日(土)・旧庁舎記念館前・20:00〜23:00でした。

この日だけ19:20から「おどり流し」があります。十六銀行前から旧庁舎記念館前まで、踊りながら移動する行事です。本編の前に始まるので、20時に着くと見られません。

通常のおどり(7月〜8月の大半)

30夜のうち25夜がこれです。町内の縁日に合わせて、その町内で踊ります。2026年の例だと、7月16日は上殿町で八坂神社天王祭、8月5日は積翠園前で宝暦義民祭、8月20日は本町で宗祇水神祭、というように毎晩ちがう町内・ちがう縁日です。

郡上市の資料は七大縁日として次を挙げています。

  • 7月16日|八坂神社天王祭
  • 8月1日|大乗寺三十番神祭
  • 8月7日|洞泉寺弁天七夕祭
  • 8月14〜16日|盂蘭盆会(徹夜おどり)
  • 8月24日|桝形地蔵祭

この七大縁日は、明治の禁止令が解かれたあとも制約を受けながら毎年の恒例として続けられたと記録されています。いまの30夜の芯にあたる日です。

通常の夜にも特別な回があります。8月10日は個人おどりコンクール、8月19日は団体おどりコンクール。どちらも一般の人が踊れるのは20:30からで、それまではコンクールです。8月29日は変装ナイトで、19:00ごろから仮装した人が踊ります。

徹夜おどり(8月13〜16日)

盂蘭盆会の4夜です。20:00から翌朝4時または5時まで踊り続けます。2026年は13日と16日が翌4:00、14日と15日が翌5:00でした。

会場も4夜で入れ替わります。13日が橋本町〜新町、14日が新町〜橋本町、15日が橋本町〜新町、16日が本町です。

この4夜だけ人出が別物になります。初めてで「雰囲気を知りたい」なら、むしろ通常の夜のほうが踊れます。

→ 郡上踊りの徹夜踊り2027|何時に行き何時に帰るか・駐車場

おどり納め(9月上旬)

最終日です。2026年は9月5日(土)・新町〜今町・20:00〜23:00。そして23:00から屋形おくり提灯行列があります。

屋形(おどり屋台)を提灯で送る行事で、この日にしかありません。踊りそのものより、祭の締め方を見る日です。

会場は日によって変わる

ここが郡上おどりでいちばん誤解されるところです。

一晩に1カ所

観光協会は「会場は一晩に1カ所」と明記しています。高知のよさこいのように市内16会場を回るのでも、札幌のように複数会場が同時に動くのでもありません。その日の会場に行かないと、郡上八幡にいても踊りは見られません。

2026年に使われた会場を挙げると、旧庁舎記念館前・上殿町・積翠園前・城山公園・川原町・本町・下殿町・大手町・郡上八幡駅前・今町・新栄町・下日吉町・橋本町・新町・下愛宕町・立町・八幡神社・上桝形町。町なかの通りや広場がそのまま会場になります。

縁日が会場を決めている

会場が動く理由は、踊りが町内の祭祀に結びついているからです。郡上市の資料は郡上踊を「郡上八幡市街地の各町内の祭祀や由緒に由来し、町内ごとに日程と踊会場が決められている」と説明しています。

八坂神社の天王祭なら上殿町、宗祇水神祭なら本町、桝形地蔵祭なら上桝形町。その町内の神社や寺の縁日に、その町内で踊る。 観光のために散らしているのではなく、もともとそういう祭です。

形は「輪踊り」です。音頭取りと囃子方が踊屋台に上がり、その周りを踊り手が輪になって踊ります。会場が変わっても、屋台を曳いていくので形は同じです。

何時から何時までか

時間は曜日で決まっています。

平日・日曜と土曜で30分違う

曜日 時間
平日・日曜 20:00〜22:30
土曜 20:00〜23:00
徹夜おどり(8/13〜16) 20:00〜翌4:00または5:00

始まりはどの日も20時です。終わりが土曜だけ30分長い。日帰りで行くなら、この30分が帰りの足に効きます。

コンクールの日は一般が20:30から

例外が2日あります。個人おどりコンクール(8月10日)と団体おどりコンクール(8月19日)です。

この2日は20:00からコンクールで、一般の人が輪に入れるのは20:30からです。コンクールを見たいなら20時前、踊りたいなら20:30に合わせる、という使い分けになります。団体のほうは19:30頃から始まります。

ほかに8月1日は19:00から小中学生おどり発表会、8月29日は19:00頃から変装ナイトがあります。20時より前に始まるものがある日として覚えておくところです。

初めてならどの日に行くか

目的で分かれます。

踊ってみたいなら、通常の夜の土曜。 23時までで、徹夜おどりほど混みません。郡上おどりは「見るおどり」ではなく「踊るおどり」と呼ばれていて、観光協会も「踊りに必要な衣装はなく、誰でも気軽に参加できる」としています。輪に入るのに申し込みは要りません。

祭の空気を知りたいなら、徹夜おどりの入口だけ。 8月13〜16日の20時から22時くらいまでいて帰る形です。朝まで残らなくても、人の多さと音は分かります。

行事として見たいなら発祥祭かおどり納め。 発祥祭は19:20のおどり流し、おどり納めは23:00の屋形おくり提灯行列。この2日にしかない光景があります。

避けたほうがいいのはコンクールの日です。8月10日と8月19日は、踊りたい人にとっては20:30まで待つことになります。

→ 郡上踊りの踊り方|まず覚える1曲・かわさきと春駒のコツ

徹夜おどりと通常の夜の違い

通常の夜 徹夜おどり
日 25夜 8月13〜16日の4夜
時間 20:00〜22:30(土23:00) 20:00〜翌4:00または5:00
会場 その日の縁日の町内 橋本町〜新町/本町
曲 10曲 鳴り物なしの「古調かわさき」で開始/明け方に「まつさか」で終わり
囃子 — 音頭取りと囃子方が3交代

徹夜おどりは1925年(大正14年)以降に始まった形です。400年の歴史の中では新しいほうになります。

進行にも決まりがあります。午後8時に保存会が踊屋台に上がり、鳴り物なしの「古調かわさき」で始める。 そして「まつさか」以外の9曲を回し、明け方に「まつさか」を踊って朝5時の挨拶で終わるという形です。

→ 郡上おどりの歌詞と意味|10曲と春駒・げんげんばらばら

2027年の日程はいつ出るか

公式の発表待ちです。2026年10月の時点で2027年(令和9年度)の日程は出ていません。

決まっていると考えてよいのは徹夜おどりの8月13〜16日だけです。これは盂蘭盆会に合わせているので日付が動きません。ほかの夜は町内の縁日と曜日の並びで組まれるので、発表を待つことになります。

日程が出る時期について公式の記載はありません。宿を先に押さえるなら、8月13〜16日を軸にするのが確実です。

会場や時間は運営の都合で変わることがあります。公式も出かける前の確認を案内していて、問い合わせ先は郡上八幡観光協会(0575-67-0002)です。

アクセスと駐車場

郡上八幡は岐阜県郡上市の町です。長良川鉄道の郡上八幡駅、または東海北陸自動車道の郡上八幡インターから入ります。

会場が町なかの通りなので、車で会場のすぐ近くまでは行けません。特に徹夜おどりの4夜は人出が多く、駐車場も離れます。

駐車場とシャトルバスの詳細は観光協会の日程ページには書かれていません。交通規制の案内も同じページにはありません。徹夜おどりで車を使うなら、行く年の案内を観光協会で確認してください。

8月8日は郡上八幡駅前が会場になる日です(越美南線開通記念祭)。この日だけは駅から出てすぐが会場になります。

→ 郡上八幡の観光モデルコース

宿をいつ取るか

郡上八幡は小さな城下町です。30夜あるとはいえ、宿が埋まるのは徹夜おどりの4夜に集中します。

考え方は2つに分かれます。

通常の夜なら、泊まらない選択もある。 22:30か23:00に終わるので、名古屋・岐阜方面へ戻れる時間です。ただし土曜の23時終わりは電車の本数に注意が要ります。

徹夜おどりなら、泊まる意味が変わる。 朝まで踊るなら寝る場所は要りませんが、途中で休む場所と、朝終わってから寝る場所があるかどうかで体力が変わります。町なかに取れれば歩いて戻れます。

徹夜おどりの8月13〜16日は日付が動きません。ほかの夜の日程が出る前でも、ここだけは先に押さえられます。町なかに取れると、通常の夜なら終わってすぐ戻れます。

郡上おどりの日の郡上八幡の宿を探す

> じゃらんで郡上八幡・白鳥・高鷲・明宝の宿を見る

→ 郡上踊りの宿泊2027|徹夜おどりに宿は要るか・駐車場とアクセス

よくある質問

Q. 2027年の郡上おどりの日程はいつですか
2026年10月の時点で発表されていません。2026年は7月11日から9月5日までの全30夜でした。徹夜おどりは毎年8月13〜16日で固定です。

Q. 何時から何時までですか
平日・日曜が20:00〜22:30、土曜が20:00〜23:00。徹夜おどりは20:00から翌朝4時または5時までです。

Q. いつ行くべきですか
踊ってみたいなら通常の夜の土曜、祭の空気を知りたいなら徹夜おどりの最初の2時間、行事を見たいなら発祥祭かおどり納めです。

Q. 会場はどこですか
日によって変わります。一晩に1カ所で、その日の縁日がある町内が会場です。行く日が決まったら、その日の会場を公式の日程表で確認してください。

Q. 郡上踊りが禁止されたのはなぜですか
1874年(明治7年)6月、岐阜県布達第119号で旧来の盆踊が「悪習」として禁止されました。理由は老幼男女が群集する風儀上の問題とされています。翌年には解かれています。

Q. 雨でも開催されますか
原則開催します。ただし避難情報や気象警報などが出た場合は中止になることがあります。

Q. 誰でも踊れますか
踊れます。観光協会は「踊りに必要な衣装はなく、誰でも気軽に参加できる」としています。申し込みも不要です。

まとめ|30夜の押さえ方

  • 2026年は7月11日〜9月5日の全30夜(7月8夜・8月21夜・9月1夜)
  • ★会場は一晩に1カ所。町内の縁日で決まるので、日付と会場はセット
  • 時間は平日・日曜20:00〜22:30/土曜20:00〜23:00。始まりはどの日も20時
  • ★徹夜おどりは8月13〜16日(13・16日は翌4:00、14・15日は翌5:00)
  • 8月10日・19日はコンクールで、一般が踊れるのは20:30から
  • 初日の19:20におどり流し、最終日の23:00に屋形おくり提灯行列
  • 雨天でも原則開催
  • 2027年の日程は未発表。確定しているのは徹夜おどりの8月13〜16日だけ

30夜あるので日を選べますが、宿が埋まるのは徹夜おどりの4夜に集中します。日付が動かないのはそこだけなので、先に押さえると残りを合わせやすくなります。

郡上おどりの日の郡上八幡の宿を探す

> じゃらんで郡上八幡・白鳥・高鷲・明宝の宿を見る

→ 郡上踊りの歴史|400年続く盆踊りが禁止された理由
→ 郡上踊りの下駄|必要か・買い方と鼻緒ずれしない履き方

この記事の情報は2026年10月20日時点で、郡上八幡観光協会の「令和8年度(2026)郡上おどり日程」「郡上おどり」の各ページと、郡上市「歴史的風致維持向上計画」第2章(郡上踊にみる歴史的風致)を確認したものです。日程・会場・時間は令和8年度(2026年)の実績で、2027年は主催者の発表をご確認ください。

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