那覇大綱挽で最初に押さえるのは「綱を挽くのは3日間の2日目、日曜」という一点です。3日間のうちどの日かを間違えると、綱のない国際通りを歩くことになります。
そして、これが意外に知られていません。★公式は挽き手について「年齢、性別、国籍を問わず」と書いています。
3分で説明すると
- ★開催は「体育の日(スポーツの日)を含む土・日・月の3日間」(保存会公式)
- ★大綱挽は3日間の2日目=日曜。土曜ではありません
- ★2026年(第56回)は10月10日(土)〜12日(月)で、大綱挽は11日(日)
- ★2027年のスポーツの日は10月11日(月)。公式のルール通りなら10月9日〜11日で、大綱挽は10日(日)(未発表)
- 会場は国道58号・久茂地交差点。旗頭行列は国際通り
- ★綱は女綱・男綱それぞれ100mで全長200m。直径1m56cm、総重量40トン
- ★挽き手は1万5000人、観衆は28万5000人
- ★ギネス認定は1995年・1996年・1997年の3回
- ★公式は挽き手を「年齢、性別、国籍を問わず」と書いている
- ★手綱を切り取って持ち帰ると、しあわせを持ち込むとされている
- 東が男綱(をぅーんな)、西が女綱(みーんな)
- ★時間は年によって違う。2026年は旗頭行列10:25〜12:55、大綱挽13:30〜16:10
那覇大綱挽まつりはいつか
保存会公式の説明は「体育の日を含む土・日・月の3日間」、大綱挽そのものは「毎年体育の日の前日(日曜日)」です。★台風の際は変更があるとも書かれています。
「体育の日」は現在のスポーツの日(10月の第2月曜)です。つまり10月第2月曜を含む土・日・月が3日間ということになります。
2026年(第56回)は終了しています
2026年は10月10日(土)〜12日(月)の3日間で、★那覇大綱挽は10月11日(日)でした。2026年分はすでに終わっています。
2027年の日程はこう決まる
★2027年の日程は未発表です。ただし公式のルールがはっきりしているので、見当はつきます。
2027年のスポーツの日は10月11日(月)。これを含む土・日・月は10月9日(土)〜11日(月)で、大綱挽は前日の日曜=10月10日になります。
★これは公式のルールから計算した日付で、発表された日程ではありません。確定は実行委員会の発表を待つことになります。問い合わせ先は那覇大綱挽まつり実行委員会事務局(那覇市観光課)098-862-3276です。
3年分の日付
| 年 | スポーツの日 | 3日間 | 大綱挽(日曜) |
|---|---|---|---|
| 2026年(第56回) | 10月12日(月) | 10月10日〜12日 | 10月11日(終了) |
| 2027年 | 10月11日(月) | 10月9日〜11日 | ★10月10日(計算値) |
| 2028年 | 10月9日(月) | 10月7日〜9日 | ★10月8日(計算値) |
★2027年・2028年は、公式のルールから計算した日付です。
大綱挽は3日間の2日目
ここを間違える人が多いところです。★3日間のまつりですが、綱を挽くのは2日目の日曜1日だけです。
土曜は国際通りの伝統芸能パレード、月曜は奥武山公園のイベントが中心になります。綱が目的なら日曜に那覇にいる必要があります。
3日間の中身
1日目(土)|伝統芸能ナイトパレード
那覇市の案内では「伝統芸能ナイトパレード&市民・オンステージ」。会場は国際通りとパレットくもじ前広場です。★開始時刻は、確認したページに記載がありません。
2日目(日)|旗頭行列と那覇大綱挽
本番の日です。午前から大綱挽行列(うふんなすねーい)があり、★市内全域から総勢14旗の旗頭が国際通りを練り歩きます。
そのあと会場を国道58号・久茂地交差点に移して那覇大綱挽になります。行列から綱へ、同じ日に続く流れです。
3日間通し|RBC市民フェスティバル
那覇大綱挽まつりRBC市民フェスティバルが奥武山公園(奥武山総合運動公園)で3日間にわたって開かれます。ステージイベントや打ち上げ花火が予定されています。
★花火の日時と発数は、確認したページに記載がありません。
何時から何時までか
★時刻は年によって違います。ここは注意が必要です。
2026年(保存会公式)
- 旗頭行列|10:25〜12:55(国際通り)
- 那覇大綱挽|13:30〜16:10(国道58号・久茂地交差点)
2024年(報道)
- 旗頭行列|11:30〜14:00(国際通り)
- 式典14:30、挽き合い開始16:25
★2年で2時間以上ずれています。前年の時刻をそのまま当てにしないほうがいい、ということです。その年の発表を見る必要があります。
綱を挽く時間そのものは長くありません。会場に入れる時間帯のほうが問題になります。
どこで行われるか
大綱挽の会場は国道58号・久茂地交差点です。那覇の中心部の大通りで、ここを通行止めにして綱を置きます。
旗頭行列は国際通り、市民フェスティバルは奥武山公園。★3つの会場が別なので、動き方を決めておく必要があります。
観光客も綱を挽けるのか
公式の書き方はこうです。
★「年齢、性別、国籍を問わず数万の人々が一体となって綱を引き合う」(那覇大綱挽保存会)
★「観光客も参加できます」という明文は、確認したページにありません。ただし「年齢、性別、国籍を問わず」と書かれていて、観衆28万5000人に対して挽き手が1万5000人という規模です。
さらに、公式が手綱を切り取って持ち帰る習慣を紹介していることも、挽き手が地元の決まった人だけではないことを示しています。
実際に挽くつもりで行くなら、押さえておくことは3つです。
- 日曜の午後に久茂地交差点にいること
- ★手綱(本綱から出ている細い綱)を握る。1997年のギネス記録では手綱は236本
- 東西どちらに付くかを決めておくこと
東と西のどちらに付くか
綱は2本あり、中央で結合されています。
| 東 | 西 | |
|---|---|---|
| 綱の名前 | 男綱(をぅーんな) | 女綱(みーんな) |
| 頭貫の輪 | 女綱より小さい | ★大きく、男綱の頭貫にかぶせる |
★東西をどう決めるかについて、公式に記載がありません。住んでいる地域で分かれる形が伝統ですが、観光客がどちらに付くかの決まりは書かれていません。
実務的には自分がいる側に付くことになります。会場は国道58号の一区間で、交差点の東側と西側に分かれています。
挽いた綱は切って持ち帰れる
★手綱を切り取って持ち帰ると、しあわせを持ち込むとされています。保存会公式にそう書かれています。
これは土産になります。★ただし公式に「切ってよい」という手順の案内があるわけではなく、習慣として紹介されているだけです。現場の案内に従うことになります。
綱の大きさ
数字で見るとこうなります。
- 長さ|女綱・男綱それぞれ100m(全長200m)
- 直径|1m56cm
- 総重量|40トン
- 挽き手|1万5000人
- 総観衆|28万5000人
★直径1m56cmです。大人が抱えられる太さではありません。だから本綱から出ている手綱を握る仕組みになっています。
カヌチ棒
男綱と女綱をつなぐ棒がカヌチ棒(頭貫棒)です。
- 紫檀製
- 直径43cm・長さ3m65cm・重量365kg
- ★1年365日に因んで作られている
★365kgという重さは1年の日数に合わせたものです。綱の見どころを1つ挙げるなら、ここです。
ギネス記録の中身
「ギネス認定」とよく紹介されますが、認定は1回ではありません。
★認定は1995年(第25回)・1996年(第26回)・1997年(第27回)の3回。最初の認定は「米藁で製作された世界一の綱」としてでした。
3回目(1997年)の記録はこうです。
- 全長186m
- 総重量40トン220kg
- 直径1m58cm
- 手綱236本
- 挽き手1万5000人
- 参加人員27万5000人
★「米藁で作った綱」としての世界一という点が、記録の中身です。
勝敗の決め方
見ているだけだと、どちらが勝ったのか分かりにくい競技です。決め方は決まっています。
- ★勝敗は「勝負印旗」で判定する
- ★頭貫口でつないだ両綱の中心線から、西と東にそれぞれ5mの位置に旗を立てる
- 開始は打楽器委員長による鉦子打込、終了はサイレン
★制限時間については、公式に記載がありません。5m動かせば勝ち、という分かりやすい基準です。
500年の歴史と那覇四町
公式は「500年余の歴史と伝統」としています。
- ★発祥は西暦1450年頃とされている
- 那覇は西村・東村・若狭町村・泉崎村の四町へ発展し、周辺の村々も加勢として加わった
- ★1812年に『那覇綱挽規模帳』が制定され、この規定に基づいて行われるようになった
- ★1935年(昭和10年)を最後に途絶えていた
- ★1971年に市制50周年記念事業として復活した
つまり36年間途絶えていたまつりです。いま見ているのは、復活してから50年余りの那覇大綱挽ということになります。
旗頭の14旗とは
日曜の午前に国際通りを行く旗頭行列(うふんなすねーい)は、綱と並ぶ見どころです。
★旗頭実行委員会は14団体で、東一番、安里、壺屋、泊などが挙げられています。
- はたむち|旗頭を躍らせる人
- 支度|主人公・お供・旗持で構成され、★主人公は歴史上の人物に扮する
綱の前に行列があるので、★午前から国際通り、午後から久茂地交差点という動きになります。
アクセスと交通規制
会場は那覇の中心部で、国道58号を止めて行います。
2024年の報道では、★国道58号の松山交差点〜泉崎交差点の間、約700メートルが規制されました。久茂地交差点はこの区間に含まれます。
★規制の時間と範囲は年ごとに発表されます。NAHANAVI(那覇市観光協会)には交通規制の案内とバス路線変更の案内が掲載されます。
★車で行く前提のまつりではありません。国道58号そのものが会場で、国際通りも行列で通行止めになります。ゆいレールと徒歩で動くことになります。
宿をいつ取るか
那覇大綱挽は3連休の中日に行われます。ここが宿にとって厳しい条件です。
- ★スポーツの日の3連休と重なる(連休そのものがまつりの日程)
- ★同じ時期の沖縄は観光の最盛期
- ★日程は公式のルールから計算できる(発表を待たなくても予定が立つ)
最後の1つが大きいところです。他のまつりは発表待ちですが、那覇大綱挽は「10月第2月曜を含む土・日・月」と分かっています。発表前から宿を探せます。
同じ沖縄の沖縄全島エイサーまつりは旧盆明けで日程が毎年動きますが、こちらは曜日で決まります。
よくある質問
2027年の那覇大綱挽はいつ開催されますか
★未発表です。公式のルールは「体育の日(スポーツの日)を含む土・日・月の3日間」で、大綱挽は「体育の日の前日(日曜日)」。2027年のスポーツの日は10月11日(月)なので、★計算上は10月9日〜11日の3日間で、大綱挽は10月10日(日)になります。確定は実行委員会の発表によります。
観光客も綱を挽けますか
★「観光客も参加できます」という明文は、確認したページにありません。保存会公式は挽き手について「年齢、性別、国籍を問わず数万の人々が一体となって綱を引き合う」と書いています。挽き手1万5000人に対して観衆28万5000人という規模です。直径1m56cmの本綱ではなく、そこから出ている手綱を握る形になります。
那覇市の三大祭は何ですか
★「那覇三大祭り」の内容について、確認したページに記載がありません。那覇大綱挽まつりは那覇市と保存会が主催する市最大の伝統行事として案内されています。三大祭としての組み合わせを示した公式の記述は見つかりません。
綱は持ち帰れますか
★手綱を切り取って持ち帰ると、しあわせを持ち込むとされています。保存会公式にそう書かれています。ただし★切り取り方や持ち帰りの手順についての案内は、公式にありません。現場の案内に従ってください。
綱の重さは何トンですか
総重量40トンです(保存会公式)。長さは女綱・男綱それぞれ100mで全長200m、直径は1m56cm。1997年のギネス認定時の記録は全長186m・総重量40トン220kg・直径1m58cmでした。
まとめ|日程と参加の要点
- ★開催は「スポーツの日(10月第2月曜)を含む土・日・月の3日間」
- ★大綱挽は2日目=日曜。土曜ではない
- ★2026年(第56回)は10月10日〜12日、大綱挽は11日(日)で終了
- ★2027年は計算上10月9日〜11日、大綱挽は10日(日)。未発表
- 会場は国道58号・久茂地交差点。旗頭行列は国際通り、市民フェスティバルは奥武山公園
- ★時間は年によって違う。2026年は行列10:25〜12:55、大綱挽13:30〜16:10
- ★綱は全長200m・直径1m56cm・総重量40トン。挽き手1万5000人
- ★本綱は太すぎて握れない。手綱を握る(1997年の記録で236本)
- ★公式は挽き手を「年齢、性別、国籍を問わず」と書いている
- ★手綱を切り取って持ち帰ると、しあわせを持ち込むとされている
- 東が男綱(をぅーんな)、西が女綱(みーんな)。★東西の決め方は公式に記載がない
- ★勝敗は中心線から東西5mの「勝負印旗」で決まる
- ★カヌチ棒は紫檀製・重量365kg(1年365日に因む)
- ★ギネス認定は1995・1996・1997年の3回。「米藁で製作された世界一の綱」
- ★1935年を最後に途絶え、1971年に市制50周年で復活した
- 国道58号は松山〜泉崎交差点の約700mが規制(2024年の例)
この記事の情報は2026年10月26日時点のもので、2026年の第56回(10月10〜12日)の終了後に書いたものです。那覇大綱挽保存会公式の「那覇大綱挽」と「那覇大綱挽について」、那覇市公式の「(9月30日)第56回那覇大綱挽まつりの開催」、NAHANAVI(那覇市観光協会)の「第56回那覇大綱挽まつり」、琉球新報の2023年9月27日と2024年9月26日の記事を確認しました。2027年の日程、観光客の参加についての明文、東西の決め方、制限時間、花火の日時と発数、各日の開始時刻、三大祭りの内容、綱の切り取りの手順については、確認したページのいずれにも記載がありませんでした。2027年・2028年の日付は公式の「体育の日を含む土・日・月」というルールから計算したもので、発表された日程ではありません。時刻は年によって変わります。
