新居浜太鼓祭りを初めて見に行く人がつまずくのは、ここです。54台の太鼓台が、8つの地区で別々に動きます。
1本の行列を見る祭ではありません。どの地区に行くかを先に決めないと、何も見られないまま1日が終わります。
そして2026年、太鼓台の位置がWebで分かるアプリが市から紹介されました。
3分で説明すると
- 参加するのは8地区・全54台(川西13・川東9・川東西部8・船木5・角野4・泉川4・中萩7・大生院4)
- 1台あたり約150人のかき夫。観衆は毎年約20万人
- 市が挙げるかきくらべは5か所(一宮の杜ミュージアム/船御幸/河川敷公園/山根グラウンド統一寄せ/大生院・中萩地区夜太鼓)
- 令和8年の運行予定パンフレットは「4Days」で10月15日〜18日の4日分
- 時刻は運行予定のPDFにしか載っていない
- 山根グラウンドへは新居浜駅南口から無料シャトルバス(10:30〜17:30・随時)
- 位置情報アプリ「どんどこ」で太鼓台の居場所が分かる
新居浜太鼓祭りはいつか
10月の半ばです。 ただし日程の出し方が少し変わっています。
令和8年(2026年)の運行予定パンフレットは「4Days」という名前で、10月15日・16日・17日・18日の4日分がPDFで公開されました。
一方、令和7年(2025年)に観光案内所「ここくるにいはま」が祭り期間中として営業時間を延ばしていたのは10月16日(木)・17日(金)・18日(土)の3日間で、10月19日(日)には「お祭り期間外」と明記していました。
つまり本祭が3日、パンフレットは前日の地区内運行を含めて4日分という構成と読めます。2026年の運行予定表でも、10月15日(木)と16日(金)は「地区内自主運行」と書かれていました。
8地区・54台という構造
新居浜市の書き方はこうです。「新居浜太鼓祭りには、現在8地区(川西、川東、川東西部、船木、角野、泉川、中萩、大生院地区)、全54台の太鼓台が参加しています」。
川西13台に対して角野・泉川・大生院は4台
台数は地区によってかなり違います。
| 地区 | 台数 | 太鼓台 |
|---|---|---|
| 川西 | 13台 | 江口、大江、金栄、口屋、久保田、庄内、新須賀、新田、中須賀、西原、西町、東町、本町 |
| 川東 | 9台 | 阿島、楠崎、下郷、白浜、新田、田の上、東浜、又野、松神子 |
| 川東西部 | 8台 | 浮嶋、宇高、澤津、東雲、本郷、町、松乃木、山端 |
| 中萩 | 7台 | 上原、岸之下、治良丸、土橋、萩生西、萩生東、本郷 |
| 船木 | 5台 | 池田、久保原、高祖、長野、元船木 |
| 角野 | 4台 | 喜光地、北内、新田、中筋 |
| 泉川 | 4台 | 上泉、下泉、東田、松木坂井 |
| 大生院 | 4台 | 上本郷、岸影、喜来、下本郷 |
川西地区だけで13台あり、角野・泉川・大生院は4台です。3倍以上の差があります。
同じ名前の太鼓台が別の地区にある
なお「新田」は川東地区と角野地区の両方に、「本郷」は川東西部地区と中萩地区の両方にあります。同じ名前の太鼓台が別の地区にあるので、調べるときは地区とセットで見てください。
誰が動かしているか
54台が別々に動く理由は、運営の単位が太鼓台ごとだからです。
新居浜市の説明では、各太鼓台は自治会や青年団が中心となり、運営委員会もしくは保存会などを組織して運営・管理しています。そのうえで地区に運営委員を派遣し、地区の太鼓台運営委員会(協議会)が運行を統制し、かきくらべを実施します。
さらに全市の枠として新居浜市太鼓祭り推進委員会があり、市議会・市連合自治会・行政・各地区の運営委員会・商工会議所・神社庁・氏子総代会・観光協会などの代表で構成されています。
太鼓台 → 地区 → 全市の3層です。スケジュールが地区ごとに違うのは、この構造のためです。
最大の見どころ「かきくらべ」
太鼓台が一か所に集まって並ぶのがかきくらべです。市が挙げているのは5つ。
一宮の杜ミュージアム(川西地区)
川西地区のかきくらべです。一宮の杜桟敷席は「いよ観ネット」で予約販売されます。主催は一宮の杜ミュージアム実行委員会です。
有料の席が用意されているのはここです。
船御幸(川西地区)
同じく川西地区。名前の通り、海に関わる行事です。
河川敷公園かきくらべ(川東西部地区)
川東西部地区の8台が集まる場です。
上部地区山根グラウンド統一寄せ
アクセスが最も整っているのがここです。
新居浜駅南口から山根グラウンドまで、無料シャトルバスが10時30分から17時30分の間、随時運行されます。市が案内しています。
山根グラウンドには「山根グラウンド観覧席」があり、新居浜市は「守ろう貴重な産業・文化遺産」として情報を出しています。
運営は上部地区山根グラウンド統一寄せ実行委員会で、専用のサイトが別にあります。
大生院・中萩地区夜太鼓
場所はフレッシュバリュー大生院店です。夜の行事なので、昼のかきくらべと組み合わせられます。
時刻はどこで調べるか
時刻が載るのはPDFだけ
かきくらべの開始時刻は、市のサイトのHTMLページには載っていません。 PDFだけです。
新居浜市は毎年、次のPDFを公開しています。
- 運行予定パンフレット「4Days」(日付ごとに分かれている)
- 主な運行予定表(市政だより掲載)
- 観光バス臨時駐車場
- ポスター
公開は9月末
令和8年版は2026年9月29日更新で公開されていました。9月に入ったら市の「新居浜太鼓祭り」のページを見るのが確実です。
位置情報アプリ「どんどこ」
54台が別々に動く祭に、ちょうど効く道具が出ました。
新居浜高専(新居浜工業高等専門学校)電気情報工学科の「グループつるどん」が開発したWebアプリで、太鼓祭り期間中に太鼓台の位置情報が分かります。
URLは https://tsurudon.com/ で、QRコードからアクセスするだけです。市は「推しの太鼓台がどこにいるのか、ぜひ探してみてください」と案内しています。
注記もそのまま紹介します。「現在はテスト環境となっており、実際の太鼓台の位置情報とは異なる場合があります。新居浜太鼓祭り当日になりましたら実際の位置情報が反映される予定です」。
問い合わせは新居浜高専 電気情報工学科 グループつるどん(tsurudon5@gmail.com)です。
どの地区に行くのがいいか
初めてならアクセスで決める
初めてなら、基準はアクセスです。
- 車がない/新居浜駅に着く|上部地区山根グラウンド統一寄せ。駅南口から無料シャトルバスが10:30〜17:30に随時出ます
- 席を確保して落ち着いて見たい|一宮の杜ミュージアム。桟敷席が「いよ観ネット」で予約販売されます
- 台数の多さを見たい|川西地区。13台と最多です
- 夜に見たい|大生院・中萩地区夜太鼓(フレッシュバリュー大生院店)
祭の背景を知ってから見ると意味が変わります。別子銅山と太鼓台の大型化については 新居浜太鼓祭りの歴史 にまとめました。
何を見ているのか
太鼓台の上や周りにいる人には、それぞれ役があります。
- かき夫|揃いのハッピで「かき棒」を支える。1台あたり約150人
- 指揮者|前後2人ずつ計4人がかき棒の上に乗り、笛と指揮棒(手旗)と掛け声で指示を出す
- 太鼓係|太鼓台の内部に吊られた太鼓を、普通2人が向かい合ってたたく
- 重係|前後2人ずつ計4人が「重」の上に乗り、障害物の撤去などを行う
- 総責任者|先頭に立ち、地上から運行を指示する
- 運行係|棒端で調整し、観衆の中で危険のないよう進路を確保する
- 車係|台場に設置する台車や二輪車を着脱する
太鼓の打ち方は「ドン・デン・ドン、(空拍)」の四拍子が基本、掛け声は「チョーサージャー」などです。「チョーサ」は「太鼓」という意味だと市が説明しています。
アクセスと問い合わせ
拠点は新居浜駅です。
観光案内所「ここくるにいはま」(一般社団法人新居浜市観光物産協会)が新居浜駅を出てすぐにあります。住所は新居浜市坂井町二丁目3番45号、電話は0897-32-4028です。祭り期間中は営業時間を延ばします(令和7年は10月16日が9〜17時、17日が9〜18時、18日が9〜17時でした)。
市への問い合わせは新居浜市観光物産課 0897-65-1261(8時30分〜17時15分・土日祝と年末年始を除く)です。
車の場合、市は観光バス臨時駐車場のPDFを公開していますが、一般車向けの駐車場案内は出ていません。
近くの祭と合わせて回るか
愛媛県東部には、同じ時期に動く祭があります。隣の西条市の祭については 西条祭りの日程 にまとめました。
新居浜で食べるものは 新居浜のグルメ を参考にしてください。
よくある質問
Q. 新居浜太鼓祭りは何台の太鼓台が出ますか。
A. 8地区・全54台です。川西13台、川東9台、川東西部8台、中萩7台、船木5台、角野4台、泉川4台、大生院4台です。
Q. かきくらべはどこで見られますか。
A. 市が挙げているのは5か所です。一宮の杜ミュージアム(川西)、船御幸(川西)、河川敷公園かきくらべ(川東西部)、上部地区山根グラウンド統一寄せ、大生院・中萩地区夜太鼓(フレッシュバリュー大生院店)です。
Q. 時刻はどこで調べられますか。
A. 新居浜市のサイトのPDFです。運行予定パンフレット「4Days」と、市政だより掲載の「主な運行予定表」が公開されます。令和8年版は9月29日更新で出ていました。HTMLのページには時刻が載っていません。
Q. 何人くらい来ますか。
A. 市の案内では毎年約20万人の観衆です。太鼓台1台を約150人のかき夫が担ぎます。
Q. 太鼓台の位置は分かりますか。
A. 分かります。新居浜高専の「グループつるどん」が開発したWebアプリ「どんどこ」(https://tsurudon.com/)で、期間中に太鼓台の位置情報が見られます。ただし市は「現在はテスト環境」と注記しています。
まとめ|スケジュールの要点
- 8地区・全54台が別々に動く。どの地区に行くかを先に決める
- 令和8年の運行予定パンフレットは「4Days」で10月15日〜18日の4日分。令和7年の本祭は10月16・17・18の3日
- かきくらべは市が挙げるだけで5か所
- 時刻はPDFのみ。9月末に公開される
- 山根グラウンドへは新居浜駅南口から無料シャトルバス(10:30〜17:30・随時)
- 一宮の杜桟敷席は「いよ観ネット」で予約販売
- 位置情報アプリ「どんどこ」で太鼓台の居場所が分かる(「テスト環境」との注記あり)
- 観衆約20万人、1台あたり約150人のかき夫
→ 新居浜太鼓祭りの歴史|別子銅山と太鼓台の大型化
→ 新居浜のグルメ
→ 西条祭りの日程
この記事の情報は2026年10月25日時点で、新居浜市公式サイトの「新居浜太鼓祭り」(2026年9月29日更新)、「太鼓台の運行と統制」「かきくらべ」「太鼓台あれこれ」「太鼓台の歴史概説」を確認したものです。日程・シャトルバスの時間は令和8年(2026年)のものです。かきくらべの開始時刻、一般車向けの駐車場案内については市のHTMLページに記載がありません(時刻はPDFで公開されます)。2027年の内容は新居浜市の発表をご確認ください。
