相馬野馬追のツアーを探すと、まず「見つからない」という状態にあたります。
2026年10月26日に実際に探した結果を先に書きます。読売旅行のキーワード検索では相馬野馬追のツアーは0件でした。祭の特集ページには相馬野馬追が載っているのに、そこから進むツアー検索の結果は0件です。
理由ははっきりしています。2027年の日程そのものが、まだ公式から発表されていないからです。
3分で説明すると
- 2026年10月時点で2027年のツアーは出ていない(読売旅行で0件を実測)
- 出ていない理由は、公式が2027年の日程をまだ発表していないから
- ツアーの最大の利点は観覧席が確実に取れること。2026年は前売りが2月に完売した
- ツアーの最大の弱点は3日間のうち1日しか見られないこと
- 相馬野馬追で席が要るのは2日目の雲雀ヶ原だけ。ツアーが押さえるのもそこ
- 日帰りも成り立つが、お行列(9:30出発)から見るなら前泊が要る
- ツアーを選ぶときに見るのは「どの日の、どの席か」の2点
2027年のツアーはまだ出ていない
2026年10月26日時点で確認した状況です。
| 確認先 | 結果 |
|---|---|
| 読売旅行「相馬野馬追 ツアー」の一覧ページ | 0件(「情報は見つかりませんでした」と表示) |
| 読売旅行「2026年 日本の祭特集」 | 相馬野馬追は掲載されている(東北・福島県南相馬市・「毎年5月最終土・日・月」)。ただしツアーのリンク先は上の0件ページ |
| 相馬野馬追 公式サイト | 2027年の日程の記載なし |
祭の特集に名前はあるのに商品がない、という状態です。日程が決まらないとバスも宿も席も押さえられないので、旅行会社としては当然の順番だと思います。
逆に言うと、公式が日程を出したあとがツアーの出てくるタイミングです。2026年の販売スケジュールを見ると、観覧チケットの一般販売は2月9日でした。ツアーもそのあたりから動くと考えるのが自然です。
相馬野馬追のツアーは何が含まれるか
この祭でツアーが引き受けてくれるものは、3つに分けられます。
観覧席がついているか
いちばん大きいのがこれです。
相馬野馬追で観覧券が必要なのは2日目の雲雀ヶ原祭場地だけ。甲冑競馬(正午)と神旗争奪戦(午後1時)を中から見るための券です。
この券は、2026年は2月2日に窓口先行、2月9日に一般販売で売り出され、公式のチケットページには「前売り観覧チケットは所定の枚数に達したため販売を終了した」と書かれています。つまり完売しています。
観覧席つきのツアーは、この「売り切れる券」を旅行会社が確保した状態で売るものです。席の種類まで指定されているかどうかは商品ごとに違うので、申し込む前に見る必要があります。
宿がついているか
雲雀ヶ原の最寄りは原ノ町駅です。周辺の宿の数はそれほど多くありません。
2日目の甲冑競馬は正午からなので、日帰りでも間に合います。ただしお行列(9時30分出発)から見たいなら前泊が必要です。首都圏からの臨時特急でも原ノ町駅着は9時28分で、そこから会場までの移動が残るからです。
会場までの足がついているか
公式のアクセスページによると、シャトルバスは本祭り(2日目)の開催時のみ、原ノ町駅から雲雀ヶ原まで約10分で運行されます。ただし運行区間の詳細・時刻・料金は公式に書かれていません。
バスツアーなら会場近くまで直接入ります。交通規制のある日に自分で車を出すより読みやすい、というのがここの利点です。
ツアーと個別手配はどちらがいいか
判断の軸は1つだけだと思います。席を確実に取れるかどうかです。
席が取れないと、中に入れない
2日目の雲雀ヶ原は有料エリアです。当日券もありますが、自由席(1,000円)だけで、公式が「前売の状況により枚数制限あり」「売り切れる場合がある」と断っています。前売りが完売した年は、当日券も当てにできません。
そしてチケットの転売は公式が禁止しています。売り切れたあとに二次流通で探すという手は、公式が認めていない買い方です。
この構造があるので、「どうしても甲冑競馬と神旗争奪戦を中から見たい」なら、席つきツアーは合理的な選択になります。
個別手配のほうが自由が利く場面
いっぽうで、相馬野馬追には無料で見られるものがかなりあります。
| 見られるもの | いつ | 観覧券 |
|---|---|---|
| 出陣式・お繰り出し | 1日目 | 案内なし |
| 宵乗り競馬(14:00) | 1日目 | 案内なし |
| お行列(約400騎・約3km) | 2日目 9:30〜 | 沿道は案内なし |
| 野馬懸(御小人が荒駒を素手で捕らえる) | 3日目 9:00〜11:30 | 案内なし |
とくに3日目の野馬懸は、公式が「昔の名残をとどめる唯一の神事」と書いている行事です。これが無料で見られます。
「2日目の午後にこだわらない」なら、ツアーを使わずに宿と交通だけ手配したほうが、見られるものは多くなります。
費用の比較は現時点ではできない
2027年のツアーが出ていないので、料金を比べることができません。この記事では相場の数字を書きません。
比較できるようになるのは、公式が日程を出して、各社がツアーを出してからです。
ツアーの弱点
利点の裏返しですが、はっきりした弱点が2つあります。
3日間のうち1日しか見られない
相馬野馬追は3日間あって、日ごとに中身がまったく違います。
- 1日目|三社に分かれた出陣式と、午後の宵乗り競馬
- 2日目|お行列・甲冑競馬・神旗争奪戦
- 3日目|小高神社の野馬懸
観覧席つきツアーが押さえるのは2日目です。日帰りバスツアーなら、見るのは2日目の数時間ということになります。
これは「祭の中心を効率よく見る」とも言えるし、「3日間のうち2日分を捨てる」とも言えます。どちらに感じるかは、何を見に行くかによると思います。
帰りの時刻が決まっている
神旗争奪戦は午後1時開始です。終わる時刻は公式に出ていません。
首都圏行きの臨時特急「相馬野馬追号」の時刻を見ると、2026年の実績では2号が14:50発、4号が15:50発でした。ツアーのバスも、同じように帰りの時刻が先に決まっています。
行事が押したときに「最後まで見る」という選択ができないのが、団体で動くことの制約です。
体験型ツアー・自治体の交流ツアーという別の選択肢
観覧ツアーとは別に、祭に関わる形のツアーがあります。
観覧ツアーが「見る」ものなのに対して、体験型は「触れる」ものです。相馬野馬追は騎馬武者として出場するハードルが高い祭なので、こうした企画が関わり方の入口になります。
ただし、これらは毎年あるとは限りません。2026年10月時点では2027年の募集を確認できていません。出場そのものに関心があるなら 相馬野馬追に参加したい のほうに条件をまとめています。
ツアーを選ぶときに見る条件
商品が出てきたときに、見るべき点を整理します。
| 見る点 | なぜ見るか |
|---|---|
| どの日か | 2日目でなければ甲冑競馬・神旗争奪戦は見られない |
| 観覧席つきか、席種は何か | 自由席(草地・敷物持参)と指定席では過ごし方が違う |
| お行列を見られるか | 9:30出発。昼前に着く行程だと間に合わない |
| 会場滞在時間 | 甲冑競馬12:00・神旗争奪戦13:00の両方に届くか |
| 帰りの出発時刻 | 神旗争奪戦の途中で出ることにならないか |
| 宿の場所 | 原ノ町駅周辺か、離れた温泉地か |
| 雨天時の扱い | 公式は雨天決行。中止時の返金規定を見る |
とくに「どの日か」と「席種は何か」の2点は、商品ページに書かれていなければ問い合わせる価値があります。同じ「観覧席つき」でも、自由席か指定席かで当日の動き方がまったく変わるからです。
日帰りで行けるか
2日目だけなら日帰りは成り立ちます。2026年の臨時特急の実績で見てみます。
| 行事 | 時刻 | 1号(品川6:06発→原ノ町9:28着) |
|---|---|---|
| お行列 出発 | 9:30 | 間に合わない |
| 甲冑競馬 | 12:00 | 間に合う |
| 神旗争奪戦 | 13:00 | 間に合う |
| 帰り 2号 | 14:50発 | 神旗争奪戦の途中で駅へ |
| 帰り 4号 | 15:50発 | 最後まで見てから動ける |
つまり「甲冑競馬と神旗争奪戦だけなら日帰りで足りる」「お行列から見たいなら前泊」という線引きになります。
日帰りバスツアーを選ぶなら、この表の時刻と行程を突き合わせてみてください。
いま動くなら
2027年のツアーが出るまでは、やれることが限られます。
ただ、日程が出てからチケットの一般販売までは1か月もありません。2026年は2月9日に一般販売が始まって、前売りは完売しました。宿も同じ時期に動きます。
ツアーが出るまでのあいだは、交通と宿をセットで押さえる形も選べます。原ノ町駅周辺は宿の数が多くないので、日程が出たら早いほうが選べます。
> 読売旅行の日本の祭特集を見る(相馬野馬追も掲載。2026年10月時点でツアーは0件)
国内ツアー全般の選び方は 国内ツアーの選び方 に書いています。
よくある質問
ツアーはいつごろ出ますか
公式が2027年の日程を発表したあとだと考えられます。2026年10月26日時点では日程そのものが未発表です。2026年のチケット一般販売は2月9日でした。
ツアーなら観覧席は確実ですか
商品に観覧席が含まれていれば、その席は確保されています。ただし席種が自由席なのか指定席なのかは商品によって違います。自由席の場合は、会場でそのエリアの中から場所を取ることになります。
ツアーと個別手配で見られるものは変わりますか
変わります。観覧ツアーは2日目が中心なので、1日目の出陣式と3日目の野馬懸は行程に入らないことが多くなります。この2つは観覧券の案内がない行事です。
雨で中止になったらどうなりますか
公式は雨天決行としたうえで、災害や気象警報の発令時には中止となる場合があるとしています。中止になったときの扱いはツアーごとの規定によるので、申し込み前に確認してください。
子ども連れでも参加できますか
ツアーの条件によります。会場については、公式が「斜面や階段の移動があるため、動きやすい服装と靴」を勧めていて、手洗い場と授乳所はありません。中学生以下は自由席の観覧料が無料です。
まとめ|ツアーの要点
- 2026年10月時点で2027年のツアーは出ていない。読売旅行は0件(実測)
- 出ていない理由は公式が2027年の日程を発表していないから
- ツアーの利点は観覧席が確実に取れること。2026年は前売りが完売し、転売も禁止されている
- ツアーの弱点は3日間のうち1日しか見られないことと帰りの時刻が決まっていること
- 相馬野馬追は1日目・3日目・お行列の沿道に観覧券の案内がない。無料で見られるものが多い
- 選ぶときに見るのは「どの日か」「席種は何か」の2点
- 甲冑競馬と神旗争奪戦だけなら日帰りも成り立つ。お行列から見るなら前泊
- 2027年の料金は未発表のため、この記事では相場を書いていない
この記事の情報は2026年10月26日時点のもので、2027年(令和9年度)の日程が公式に発表される前に書いたものです。ツアーの有無は同日に読売旅行のキーワード一覧ページ「相馬野馬追 ツアー」と「2026年 日本の祭特集」で確認し、0件であることを実測しました。観覧券・席種・販売スケジュール・行事の時刻は、相馬野馬追公式サイトの「観覧チケットの購入」「よくあるご質問」「スケジュール」「アクセス」「見どころ」で確認した2026年(令和8年度)のものです。臨時特急の時刻はJR東日本「臨時特急 相馬野馬追号」の2026年の実績です。2027年の料金は公表されていないため、相場の数字は書いていません。
