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祇園祭の御朱印は34種類!集める期間と回る順番

2026.10.28 読了 9分

祇園祭の御朱印は、神社やお寺の御朱印とは仕組みが違います。授与するのは神社ではなく各山鉾町で、しかも宵山の期間しか出ません。

調べて分かったのは、統一された公式の案内がないということです。京都府・京都市・八坂神社などが出している「宵山ガイド」にも、御朱印の記載はありません。この記事は、確認できることと確認できないことを分けて書きます。

3分で説明すると

  1. 祇園祭の御朱印は各山鉾町が独自に出しているもの
  2. 統一された公式の案内はない(宵山ガイドにも記載なし)
  3. もらえるのは宵山の期間だけ(前祭7月14〜16日/後祭7月21〜23日)
  4. 山鉾は前祭23基・後祭11基。全部で34種類になる
  5. 場所は各山鉾の周り。神社ではない
  6. 初穂料は山鉾町ごとに違う。一律の金額はない
  7. 八坂神社の御朱印は通年もらえる。こちらは別物

祇園祭の御朱印とは|神社の御朱印とは別物

一般に御朱印といえば、神社やお寺が参拝の証として授与するものです。祇園祭の御朱印はそれとは違います。

出しているのは各山鉾町

山鉾を保存・運営しているのは各山鉾町の保存会です。八坂神社ではありません。御朱印もそれぞれの町が独自に用意しています。

そのためデザインも、授与の方法も、金額も、町によって違います。「祇園祭の御朱印は〇〇円」とまとめて言える統一基準はありません。

まとめた案内がない

祇園祭宵山会議(京都府・京都市・八坂神社・祇園祭協賛会・祇園祭山鉾連合会ほか)が出している「宵山ガイド」を確認しましたが、御朱印についての記載はありませんでした。

護符については「前祭、後祭、それぞれの宵山3日間だけ各山鉾の周りで売り出されます」と書かれています。御朱印も同じ条件で扱われていると考えるのが自然ですが、そう明記した資料は見つかりませんでした。

確実な情報が必要な場合の確認先は祇園祭山鉾連合会、または各山鉾町の保存会になります。

いつもらえるか|宵山の期間だけ

山鉾が町に建っていない日は、そもそも授与所がありません。

前祭は7月14〜16日、後祭は7月21〜23日

山鉾が建つのは前祭が7月10日〜14日、後祭が7月17日〜21日。そのあとの宵山期間が授与の時間になります。

  • 前祭の宵山|7月14日・15日・16日
  • 後祭の宵山|7月21日・22日・23日

年に6日だけです。巡行の日(17日・24日)には山鉾が動いているので、落ち着いて並ぶことはできません。

何時までもらえるか

各山鉾町が決めることなので、一律の時刻はありません。

参考になるのは歩行者天国の時間です。7月15日・16日は18時頃から23時頃まで四条通と烏丸通の一部が歩行者用道路になり、その時間帯に人出が集中します。23時に規制が解けるころには、多くの山鉾町も店じまいにかかります。

確実に回りたいなら明るいうちから動くほうがいいです。宵山の時間帯は 祇園祭の宵山 にまとめています。

何種類あるか|前祭23・後祭11

山鉾は全部で34基です。

  • 前祭(23基)|長刀鉾、函谷鉾、鶏鉾、菊水鉾、月鉾、放下鉾、船鉾、岩戸山、綾傘鉾、四条傘鉾、蟷螂山、孟宗山、占出山、山伏山、霰天神山、郭巨山、伯牙山、芦刈山、白楽天山、油天神山、木賊山、太子山、保昌山
  • 後祭(11基)|橋弁慶山、北観音山、南観音山、大船鉾、鷹山、鯉山、浄妙山、黒主山、役行者山、鈴鹿山、八幡山

ただしすべての山鉾が御朱印を出しているとは限りません。出している数と内容は年によっても変わります。

前祭と後祭は1週間離れているので、34種類すべてを1回の旅行で集めるのは難しいのが実情です。

初穂料はいくらか

公表されていません。各山鉾町がそれぞれ決めているためです。

宵山ガイドにも山鉾連合会の公開情報にも、御朱印の金額についての記載は見つかりませんでした。「相場は〇〇円」という説明が世の中にはありますが、どれも出典が示されていません。この記事では金額を書きません。

現地で確認する前提で、小銭を多めに用意しておくのが実際的な備えになります。宵山の夜は人出が多く、両替できる場所も限られます。

専用の御朱印帳はあるか

山鉾町によっては、その山鉾の御朱印帳や手ぬぐいを用意しているところがあります。ただし祇園祭全体で共通の御朱印帳があるという案内は見つかりませんでした。

実用面では、普通の御朱印帳で問題ありません。ただし注意が1つあります。

祇園祭の御朱印は多くが押印の形式です。短時間で何十か所も回るため、神社のように一つひとつ書いてもらう方式とは進み方が違います。ページを開いて自分で押す形を取っている山鉾町もあります。

1日で20か所以上に押すことになるので、ページ数と判型が効いてきます。前祭だけで23基、後祭で11基。大判で46ページある蛇腹式なら、前祭と後祭を同じ1冊に収められます。

裏写りを避けたいなら奉書紙など厚みのある紙のものを選んでください。押印が多いぶん、紙が薄いと次のページに響きます。


回る順番|範囲は徒歩で回れる広さ

山鉾が建つ範囲は限られています。歩いて回れる広さです。

前祭のエリア

四条烏丸を中心に、東西は烏丸通から新町通、南北は四条通から六角通あたり。23基がこの中に建ちます。

四条通に面した大きな鉾と、南北の通りに入った山とに分かれます。四条通を東から西へ一度通り、南北の通りを折り返す形が基本の動線になります。

どの山鉾がどこに建つかは、京都市観光協会が案内しているデジタルマップで確認できます(前祭/後祭)。山鉾の位置に加えて、地下鉄・阪急・京阪の駅も同じ地図に載っています。

ただし15日・16日は四条通が左側通行になり、向かい側へ自由に渡れません。どちら側から入るかで回る順番が決まってしまいます。

後祭のエリア

後祭は前祭より狭い範囲に11基が集まります。歩行者天国もありません。

2026年の後祭は、橋弁慶山・北観音山・鯉山・八幡山・浄妙山・南観音山・鈴鹿山・役行者山・黒主山・鷹山・大船鉾の11基でした。

立ち止まって並べるのは後祭のほうです。数が少ないぶん、全基を回りやすくなります。

何時間かかるか

山鉾を見るだけなら前祭で3〜4時間、後祭で1時間半〜2時間です。御朱印を受けるなら、各所で並ぶ時間が加わります。

14日が最も回りやすい

前祭の23基すべてを1日で回るのは、15日・16日の人出を考えると現実的ではありません。14日(規制のない日)に回るか、2日に分けるのが確実です。

八坂神社の御朱印との違い

八坂神社でも御朱印を授与しています。これは山鉾の御朱印とは別のものです。

  • 八坂神社|通年。社務所で授与
  • 山鉾の御朱印|宵山の期間だけ。各山鉾町で授与

祇園祭の期間に八坂神社へ行くなら、神輿も見られます。7月17日18時30分頃には石段下に三基が集結します(祇園祭の神輿)。

八坂神社は阪急京都河原町駅から徒歩約8分、山鉾町はさらに1駅ぶん西です。両方回るなら移動時間を見ておいてください(祇園祭はどこで見るか)。

うちわ・手ぬぐいなどほかの授与品

宵山の期間、山鉾町では御朱印以外にも授与品・頒布品が出ます。

  • 厄除け粽|山鉾町ごとにご利益が違う。食べ物ではなく、門口に掲げるお守り
  • 護符|宵山3日間だけ各山鉾の周りで売り出される
  • うちわ・手ぬぐい|山鉾町が用意しているもの

厄除け粽については 祇園祭の粽 にまとめています。食べ物ではないので注意してください。

うちわや手ぬぐいの内容・価格についても、まとめた資料は見つかりませんでした。各山鉾町で確認することになります。

集めるときに気をつけること

御朱印は参拝の証です。スタンプラリーではありません。

  • 山鉾を見てから受ける|御朱印だけ受けて次へ行く回り方は本来の形ではありません
  • 列に割り込まない|宵山は人出が多く、授与所の前に列ができます
  • 小銭を用意する|金額は町ごとに違い、両替できる場所は限られます
  • 御朱印帳は開いて渡す|押印形式の場所では、自分でページを開く必要があります
  • 写真は配慮して|授与所の中や作業中の様子は、断りなく撮らないほうが無難です

よくある質問

Q. 御朱印を集めるタブーはありますか
はっきり「禁止」と定められたものは見つかりませんでした。一般的なマナーとして、参拝せずに御朱印だけ受けること、列を乱すこと、授与所で長く話し込むことは避けたほうがいいです。

Q. 2027年の限定御朱印はどんなものですか
各山鉾町が決めるもので、事前にまとめて公開されることはありません。当日に現地で確認する形になります。

Q. 京都で人気の御朱印はどこですか
祇園祭に関していえば、授与の期間が宵山の6日間だけという点で、山鉾の御朱印は希少性が高いものです。

Q. 巡行の日(17日・24日)にもらえますか
山鉾が動いているので、宵山と同じようには受けられません。宵山の期間に行くのが前提です。

Q. 全部集めるには何日かかりますか
前祭と後祭は1週間離れています。34基すべてを集めるなら、7月14〜16日と21〜23日の両方に京都にいる必要があります。

Q. 雨の日でも授与していますか
山鉾にはビニールがかけられ、授与の形が変わることがあります。各山鉾町の判断になります。

まとめ|御朱印を集めるなら

  • 授与は宵山の6日間だけ(前祭14〜16日/後祭21〜23日)
  • 出しているのは各山鉾町。八坂神社ではない
  • 統一された公式の案内はない。内容も金額も町ごとに違う
  • 範囲は烏丸通から新町通、四条通から六角通あたり。歩いて回れる
  • 前祭23基を1日で回るなら14日(規制のない日)が動きやすい
  • 後祭は11基で範囲も狭く、立ち止まって並べる
  • 小銭を多めに持つ

日程は 祇園祭の日程、後祭の内容は 祇園祭の後祭 も参考にしてください。

御朱印が受けられるのは宵山の6日間だけです。前祭と後祭の両方を狙うなら、1週間空けて2回行くか、どちらかに絞るかを先に決めることになります。

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この記事の情報は2026年10月19日時点で、祇園祭宵山会議(京都府・京都市・八坂神社・祇園祭協賛会・祇園祭山鉾連合会ほか)の「祇園祭 宵山ガイド(WEB版)2026」、八坂神社の「祇園祭の神事・行事」「神輿・山鉾のご紹介、巡行図」を確認したものです。御朱印については公開されている一次資料に記載がないため、確認できた範囲のみを記載しています。授与の有無・内容・初穂料は各山鉾町にご確認ください。

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