祇園祭の交通規制は「7月中ずっと」ではありません。京都市交通局が出した2026年の資料では、市バスが迂回する日は7日間。しかも日によって時間帯も中身も違います。
歩行者天国になるのは7月15日と16日の2日だけで、7月14日と後祭の宵山(21〜23日)には規制も露店もありません。この記事は日ごとに、何時から何時まで、何がどう変わるかを並べます。
3分で説明すると
- 市バスが迂回するのは7月10日・12日・15日・16日・17日・24日・28日の7日間
- 歩行者天国は15日・16日の夕方から夜だけ。14日と後祭の宵山にはない
- 17日と24日は1日に2回規制がある(巡行+神輿)
- 迂回するのは四条通を通る系統。五条通や御池通へ回る
- 地下鉄が増発するのは15日・16日だけ(烏丸線13往復・東西線2往復)
- 臨時バスが出るのは17日と24日だけ。京都駅前〜四条河原町
- 規制中はコインパーキングから車を出せません
交通規制があるのは7月のうち7日間
京都市交通局の2026年の資料で、市バスの運行が変わる日は次の7日です。祇園祭は7月1日から31日までの1か月ありますが、道路が止まるのはこの7日に集中しています。
- 7月10日|お迎え提灯・神輿洗式|18時40分頃〜21時00分頃
- 7月12日|鉾曳初|13時30分頃〜17時00分頃
- 7月15日|宵々山|17時00分頃〜終発
- 7月16日|宵山|17時00分頃〜終発
- 7月17日|前祭巡行 7時50分頃〜14時10分頃/神幸祭 17時30分頃〜終発
- 7月24日|後祭巡行 8時10分頃〜13時00分頃/還幸祭 15時10分頃〜終発
- 7月28日|神輿洗式|18時40分頃〜21時00分頃
規制の中身は日によって違う
同じ「交通規制」でも、歩行者天国になる日とバスが迂回するだけの日があります。混同すると予定が崩れます。
- 歩行者天国になる:7月15日・16日
- 行列や巡行で道路が止まる:7月10日・12日・17日・24日・28日
7月12日の鉾曳初のように、昼間に止まる日もあります。観光で動くときは、巡行日以外も確認しておくと読み違えません。
7月15日・16日|歩行者天国はこの2日だけ
祇園祭宵山会議(京都府・京都市・八坂神社・祇園祭協賛会・祇園祭山鉾連合会ほか)の「宵山ガイド」によると、7月15日・16日の18時頃から23時頃、四条通と烏丸通の一部区間が歩行者用道路になります。
市バスの迂回は17時頃から終発までなので、バスのほうが1時間早く動き始めます。
四条通は左側通行
宵山ガイドは、歩行者天国の時間帯に四条通を左側通行で歩くよう求めています。人が多すぎて、自由に歩くと流れが止まるためです。
行きたい山鉾が通りの反対側にある場合、その場で渡れるとは限りません。先に地図で道順を決めてから動いたほうが早く着きます。歩く範囲は 祇園祭の宵山 にまとめています。
コインパーキングから車を出せなくなる
宵山ガイドは、規制中はコインパーキングの出入りができないと明記しています。規制区域の中に車を停めていると、23時頃まで出せません。
15日・16日に車で動く予定があるなら、規制区域の外に停めるか、そもそも車を使わないかの二択になります。
地下鉄が増発するのはこの2日だけ
京都市交通局は15日・16日に地下鉄を増発します。
- 烏丸線:13往復を19時00分頃〜24時00分頃に増発
- 東西線:2往復を21時00分頃〜24時00分頃に増発
ただし最終列車は変更されません。増発はあっても終電は延びないということです。
さらに注意が1点あります。交通局は烏丸御池駅23時33分発の全方向乗り継ぎは取り扱わないと案内しています。ダイヤが一部変わるため、他社線への乗り継ぎを予定している人は時間を見直したほうがいいです。
7月17日|前祭巡行と神幸祭で規制が2回ある
7月17日は1日に2回、交通が止まります。
- 前祭山鉾巡行:7時50分頃〜14時10分頃
- 神幸祭(神輿):17時30分頃〜終発
規制は巡行の出発より70分早く始まる
巡行は午前9時に四条烏丸を出発しますが、バスの迂回は7時50分頃から始まります。山鉾が動き出す前から道路の準備が始まるためです。
昼に一度解けて、夕方また止まる
昼の2時すぎに巡行の規制が解けても、夕方5時半からは神輿の規制が始まります。17日は朝から晩まで、市内中心部を車で移動するのが難しい日だと考えたほうが確実です。神輿の動きは 祇園祭の神輿 にまとめています。
7月24日|後祭巡行と還幸祭
24日も2回です。
- 後祭山鉾巡行:8時10分頃〜13時00分頃
- 還幸祭(神輿):15時10分頃〜終発
17日と違うのは、巡行が終わってから神輿までの間隔が短いことです。17日は14時10分から17時30分まで3時間以上ありますが、24日は13時00分から15時10分までの2時間ほどしかありません。
後祭は巡行のルートが前祭と逆向きで、烏丸御池を9時30分に出発します。後祭の中身は 祇園祭の後祭 を見てください。
7月10日・12日・28日も止まる
巡行日と宵山だけを見ていると見落とす日です。
- 7月10日|お迎え提灯(16時30分〜21時)と神輿洗式(20時)。バスの迂回は18時40分頃〜21時00分頃
- 7月12日|鉾曳初。バスの迂回は13時30分頃〜17時00分頃
- 7月28日|神輿洗式(20時)。バスの迂回は18時40分頃〜21時00分頃
7月12日は昼の13時半から17時まで、3時間半ほど止まります。鉾が町内を試し曳きする日です。祇園祭の日程は曜日に関係なく固定なので、年によっては平日の昼間に規制がかかります。
市バスはどう変わるか|四条通を通らなくなる
規制の日、京都市交通局は四条通を運行する市バス系統を迂回させます。7月10日の資料には「五条通や御池通等へ迂回」と具体的な迂回先が書かれています。
つまり四条烏丸・四条河原町あたりでバスを待っていても、いつもの系統が来ません。規制の時間帯は、南の五条通か北の御池通まで歩いてバスに乗ることになります。
臨時バスが出るのは17日と24日だけ
巡行の日には臨時バスが出ます。区間は京都駅前(A2のりば)〜河原町通〜四条河原町で、概ね10分間隔です。
- 7月17日|京都駅前発 9時00分〜12時00分/四条河原町発 9時17分〜12時47分
- 7月24日|京都駅前発 9時30分〜12時30分/四条河原町発 9時47分〜13時17分
巡行を見たあとに京都駅へ戻る人の受け皿です。宵山の15日・16日には臨時バスは出ません。
案内員が立つ日
交通局は規制の各日に案内員を配置します。15日・16日は市バスと地下鉄の両方、14日は地下鉄のみです。7月14日はバスの迂回がないのに地下鉄に案内員だけ立つ——前祭の宵山が始まって人が増えるからです。
地下鉄とほかの鉄道
規制の影響を受けないのは地下鉄です。道路の規制とは関係なく動きます。
山鉾町へ行くなら、烏丸線の四条駅か東西線の烏丸御池駅が最寄りです。八坂神社へ行くなら京阪の祇園四条駅か阪急の京都河原町駅になります。八坂神社と山鉾町は別の場所なので、目的地によって降りる駅が変わります。位置関係は 祇園祭はどこで見るか で確認してください。
増発があるのは15日・16日だけで、最終列車は通常どおりです。巡行日の17日・24日に地下鉄の増発はありません。
車で行けるか|規制中は駐車場から出られない
結論から言うと、規制の時間帯に市内中心部へ車で入るのは避けたほうがいいです。
理由は3つあります。
- 四条通が通れない(バスが迂回するくらいなので乗用車も同じ)
- 規制区域内のコインパーキングは出入りができない
- 17日と24日は1日に2回規制があり、間の時間も混む
停めるなら規制区域の外
どうしても車で動くなら、規制区域の外(京都駅の周辺や二条・西院あたり)に停めて、地下鉄で入るのが現実的です。京都まで車で来る場合の借り方は レンタカーを安く借りる方法 も参考にしてください。
祇園祭の期間は京都市内の配車も埋まりやすく、郊外や空港の営業所のほうが残っていることがあります。店舗ごとの空きは比較サイトで横断して見るほうが早いです。
後祭の宵山(7月21〜23日)には規制がない
ここが前祭と後祭の最大の違いです。宵山ガイドは後祭の宵山期間について「歩行者用道路規制及び露店の出店はありません」と明記しています。京都市交通局の運行変更の資料にも、21〜23日は載っていません。
人出も前祭の宵山とは比べものになりません。山鉾をゆっくり見たいなら後祭の宵山というのは、この規制の有無から来ています。
同じ理由で、7月14日(前祭の宵山初日)も規制がありません。前祭の宵山は14日から16日までの3日間ですが、歩行者天国になるのは後半の2日だけです。
規制を避けて四条烏丸に入るルート
宵山の夜(15日・16日)に山鉾町へ行く場合、どこから入るかで混み方が変わります。
- 地下鉄烏丸線「四条」駅|四条烏丸の真下。最短だが最も混む
- 地下鉄烏丸線「五条」駅|1駅南。北へ歩いて南側の山鉾から入る
- 地下鉄「烏丸御池」駅|四条駅の1駅北。南へ歩いて北側の山鉾から入る
四条通は左側通行なので、東から入るか西から入るかで通る順番が決まってしまいます。見たい山鉾が決まっているなら、そこに近い側から入ったほうが戻る手間がありません。
巡行の日(17日・24日)は、見る場所によって最寄り駅が変わります。通過時刻と場所の関係は 祇園祭の日程 で確認してください。
当日の最新情報をどこで見るか
規制の内容は年ごとに発表されます。2027年の情報は、次の順で出ます。
- 京都市交通局|市バス・地下鉄の運行変更。例年6月下旬から7月上旬に報道発表
- 祇園祭宵山会議の「宵山ガイド」|歩行者天国の区間と時間、歩き方
- 各山鉾町・祇園祭山鉾連合会|山鉾の建つ場所と宵山の案内
雨が降ったらどうなるか
当日に状況が変わることもあります。雨天でも巡行は実施されますが、時間が前後すると規制の解除時刻もずれます。
よくある質問
Q. 京都で今、交通規制はしていますか
祇園祭の規制は7月10日・12日・15日・16日・17日・24日・28日に限られます。それ以外の日に四条通が止まっているなら、別の行事によるものです。
Q. 八坂神社の通行止めはいつからですか
神輿が動くのは7月17日の夕方(市バスの迂回は17時30分頃から)と7月24日の午後(同15時10分頃から)です。八坂神社の前の道路が実際にいつ止まるかは、当日の規制によります。宵山の歩行者天国は四条通でも西側の区間なので、八坂神社の前とは場所が違います。
Q. 歩行者天国は何時からですか
宵山ガイドでは18時頃から23時頃です。市バスの迂回は17時頃から始まるので、交通が変わり始めるのは18時より前です。
Q. 巡行の日にタクシーは使えますか
規制区域の中には入れません。区域の外までは動けますが、巡行の時間帯は周辺道路も混みます。
Q. 新幹線で行く場合、京都駅から現地までどのくらいですか
地下鉄烏丸線で京都駅から四条駅まで2駅です。巡行の日は臨時バスも出ます。新幹線の取り方は 新幹線を安く取る方法 も参考にしてください。
Q. 新幹線と宿をまとめて取れますか
新幹線と宿をセットにしたパックがあります。7月15日〜17日と21日〜24日は市内の宿が混み合うので、交通と宿を別々に押さえるより、セットのほうが残っていることがあります。じゃらんパックで新幹線+宿のセットを探す。
まとめ|日ごとの規制一覧
出かける前に、自分が行く日がどれにあたるかを確認してください。
- 7月10日|18:40頃〜21:00頃 バス迂回(お迎え提灯・神輿洗式)
- 7月12日|13:30頃〜17:00頃 バス迂回(鉾曳初)
- 7月14日|規制なし。地下鉄に案内員のみ
- 7月15日・16日|17:00頃〜終発 バス迂回/18時頃〜23時頃 歩行者天国/地下鉄増発
- 7月17日|7:50頃〜14:10頃(巡行)+17:30頃〜終発(神幸祭)/臨時バスあり
- 7月21〜23日|規制なし(後祭の宵山)
- 7月24日|8:10頃〜13:00頃(巡行)+15:10頃〜終発(還幸祭)/臨時バスあり
- 7月28日|18:40頃〜21:00頃 バス迂回(神輿洗式)
祭全体の日程は 祇園祭の日程、見る場所は 祇園祭はどこで見るか も参考にしてください。
この記事の情報は2026年10月19日時点で、京都市交通局の「祇園祭にともなう市バス・地下鉄の運行変更について」(令和8年)、祇園祭宵山会議(京都府・京都市・八坂神社・祇園祭協賛会・祇園祭山鉾連合会ほか)の「祇園祭 宵山ガイド(WEB版)2026」、八坂神社の「祇園祭の神事・行事」を確認したものです。2027年の規制内容は、例年6月下旬から7月上旬に発表されます。
