葵祭の有料観覧席は京都御苑と下鴨神社参道の2か所だけです。上賀茂神社にはありません。
そして座席は選べません。申込順にコンピューターが割り当てます。選べるのは「最前列か、2列目以降か」と「解説が付くか」の2点です。
3分で説明すると
- 設置は京都御苑と下鴨神社参道の2か所。上賀茂神社と加茂街道にはない
- 一般席は2列目以降5,000円/最前列6,500円(1席・税込)
- 解説つきは下鴨の まなび席8,500円〜/御苑のロイヤルシート18,000円〜
- 全席指定だが座席は選べない。A列が最前列
- 入場締切は京都御苑が午前10時、下鴨神社が午前11時
- 雨天順延でも払い戻しはない。券は16日にそのまま使える
葵祭の有料観覧席はどこに設けられるか
行列は約8キロを進みますが、観覧席が置かれるのは2か所だけです。
| 場所 | 行列の通過 | 席種 |
|---|---|---|
| 京都御苑 | 10:30 出発 | ロイヤルシート/一般席/車いす席 |
| 下鴨神社参道 | 11:40 到着・14:20 出発 | まなび席/一般席 |
上賀茂神社(15:30到着)と賀茂川堤(加茂街道)には有料席がありません。 この2区間は立ち見になります。
性格が違います。京都御苑は出発地点なので、行列が並んだ状態を見られます。下鴨神社は到着と出発の2回通ります。ルート全体は 葵祭2027のルート にまとめました。
席ごとの値段と内容
令和8年(2026年)販売分の料金です。すべて1席・税込です。
京都御苑の席
| 席種 | 最前列 | 2列目以降 | 付くもの |
|---|---|---|---|
| ロイヤルシート | 20,000円 | 18,000円 | 専属講師の解説(日本語/英語)、記念扇子、葵桂 |
| 一般席 | 6,500円 | 5,000円 | — |
| 車いす席 | 6,500円 | 5,000円 | 10ブロック南側。多機能トイレに近い |
下鴨神社参道の席
| 席種 | 最前列 | 2列目以降 | 付くもの |
|---|---|---|---|
| まなび席 | 10,500円 | 8,500円 | 専属講師の解説(日本語) |
| 一般席 | 6,500円 | 5,000円 | — |
全席に付くもの
席種にかかわらず、全席に4点が付きます。
- 公式ガイドブック|葵祭行列保存会監修・B5サイズ・18ページ
- オーディオガイド
- 観覧記念符|宮絵師・安川如風が描いた二葉葵と路頭の儀の絵
- 手提バッグ
つまり5,000円の一般席でもガイドブックとオーディオガイドは付きます。ロイヤルシートと まなび席の差額は、人が話す解説の分だと考えると分かりやすくなります。
いつどこで買うか
販売は京都市観光協会が行い、窓口はチケットぴあです。
個人は4月1日から
令和8年の個人販売は4月1日(水)午前10時に始まりました。買える場所は2つです。
- インターネット|チケットぴあ(会員登録が必要)
- コンビニ店頭|セブン-イレブン(Pコード 659-945)
一度に買えるのは9枚までです。10枚以上は2回以上に分けることになります。
団体は前年12月から
10名以上は団体扱いで、受付が前年のうちに始まります。
- 一次受付|令和7年12月17日(水)10:00 〜 12月23日(火)23:59
- 二次受付|令和7年12月24日(水)0:00〜
- 手仕舞日(変更・キャンセル期限)|令和8年3月25日(水)17:00まで。3月26日17:00以降は買取扱い
団体料金は京都御苑のロイヤルシート18,500円・一般席5,500円、下鴨神社のまなび席9,000円・一般席5,500円です。個人の2列目以降より高く、最前列より安い設定です。
旅行予約サイトでも買える
京都市観光協会の販売とは別に、旅行予約サイトのベルトラにも葵祭の有料観覧席のプランがあります(「葵祭」有料観覧席 京都伝統行事を間近で体感<5月15日限定>)。
5,000円からで、観光協会の一般席(2列目以降)と同じ水準です。最前列席か2列目以降かを選ぶ形も同じです。支払いはクレジットカードのほかコンビニ・銀行ATMにも対応しています。
ただしキャンセル料は予約確定日から予約総額の100%です。観光協会の席(決済完了後は変更・キャンセル不可)と同じ扱いになります。
観光協会の販売は4月1日からですが、旅行予約サイトの枠は別に動きます。5月15日は曜日で動かないので、休みを取れるかどうかが先です。
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席から行列はどう見えるか
席からの眺めは図や写真で示されていません。分かっているのは席の配置の決まりです。
座席は選べない。A列が最前列
全席指定ですが、座席そのものは選べません。 申込順にコンピューターが割り当てます。A列が最前列です。
だから「最前列」を買うというのは、A列のどこかを買うということです。右寄りか左寄りかは選べません。
御苑は出発前、下鴨は到着と出発
見えるものが場所で違います。
京都御苑は出発地点です。行列は建礼門前から出て堺町御門へ向かいます。整列した状態から動き出すところを見ることになります。
下鴨神社参道では、11時40分に到着した行列が社頭の儀を終えて14時20分に出発します。同じ席で2回行列が通ります。
どちらでも先頭から最後まで1時間弱かかります。行列の長さは下鴨神社の表現で「およそ1キロメートル」です。斎王代は後半なので、先頭が来てから30分以上は席を立てません。斎王代の見どころは 葵祭の斎王代 にまとめました。
遠目になることは前提
行列は公道を進み、観覧席は沿道に置かれます。装束の細部や牛車の造りを見たいなら、双眼鏡があると届く範囲が変わります。選び方は 双眼鏡の選び方 にまとめています。
なお有料席では三脚が使えません。フラッシュ撮影も禁止です。日傘も使えないので、帽子の持参が勧められています。
食事つき・ガイドつきのプラン
観光協会の観覧席に食事は付きません。 弁当つきや昼食つきのプランは販売されていません。
付くのは解説です。2種類あります。
- ロイヤルシート(京都御苑)|専属講師の解説が日本語と英語。記念扇子と葵桂も付く。18,000〜20,000円
- まなび席(下鴨神社)|専属講師の解説が日本語。8,500〜10,500円
一般席との差は、ロイヤルシートで13,000円、まなび席で3,500円です。まなび席の3,500円差で人の解説が付くと考えると、行列の役名や意味を知りたい人には効きます。本列と斎王代列の構成は 葵祭2027のルート で整理しました。
有料席を取らない場合
無料で見られる場所の一覧は出ていません。 ただし有料席が置かれるのは2か所だけなので、それ以外の沿道は料金がかかりません。
無料で見るなら選択肢は2つです。
- 賀茂川堤(加茂街道)|下鴨神社から上賀茂神社への途中。先頭は北大路橋14:55以降
- 上賀茂神社|終点。15:30到着。祭儀の終了予定は午後6時
もうひとつ、5月4日の斎王代禊の儀は無料で見られます(申し込み不要)。会場は上賀茂神社と下鴨神社が毎年交互です。場所ごとの比較は 葵祭はどこで見る? にまとめました。
雨天順延になったら席はどうなるか
ここが有料席を買う前にいちばん確認すべき点です。
券は16日にそのまま使える
5月15日が雨天または荒天なら、行列は16日に順延されます。券は16日にそのまま使えます。
判断は前日18時頃で、京都観光NaviのホームページとSNSで発表されます。
払い戻しはない
順延の場合、払い戻しはできません。 つまり16日に動けない人は、その券が無駄になります。
払い戻しがあるのは両日とも行列が行われなかった場合だけです(16日も雨天・荒天なら中止)。その場合も払い戻しは購入場所でのみで、発券手数料と配送手数料は返金対象外です。
そして決済が完了したら、いかなる場合も変更・キャンセルはできません。支払期限までに未払いだと自動キャンセルになります。
結論として、有料席は「15日と16日の両方を空けられる人」のものです。15日しか空かないなら、無料の沿道で見て雨なら諦める、という判断もあります。
宿と組み合わせる
行列は午前10時30分に動き出し、京都御苑席の入場締切は午前10時です。朝のうちに京都市内にいる必要があります。
順延に備えるなら15日と16日の2泊で考えることになります。5月15日は曜日で動かないので、平日になる年もあります。
前儀も合わせるなら日程が延びます。5月1日の賀茂競馬足汰式、3日の流鏑馬神事、4日の斎王代禊の儀、5日の賀茂競馬と歩射神事、12日の御蔭祭です。連休と重なる年は宿が先に埋まります。
よくある質問
Q. 有料観覧席は着席が必要ですか。
A. 全席指定の着席方式です。座席は選べず、申込順にコンピューターが割り当てます。A列が最前列です。入場締切は京都御苑が午前10時、下鴨神社参道が午前11時で、遅れても払い戻しはありません。
Q. どこで無料で見られますか。
A. 無料観覧場所の一覧は出ていません。 ただし有料席は京都御苑と下鴨神社参道の2か所だけなので、賀茂川堤(加茂街道)や上賀茂神社など、それ以外の沿道は料金がかかりません。
Q. 京都御所は一般の人が見学できますか。
A. 葵祭の日については、京都御苑内の2つの施設が案内されています。閑院宮邸跡収納展示館は入場料無料で葵祭開催日は臨時開館(9:00〜16:00)、拾翠亭は参観料300円(中学生以下無料)で葵祭と時代祭の日は開いています。京都御所そのものの参観については、葵祭のページに記載がありません。
Q. 子どもの料金はありますか。
A. ありません。 幼児・シニア・障害者・添乗員用の特別料金はないと明記されています。小さい子どもも1席分です。
Q. 一番安く座るにはどの席ですか。
A. 京都御苑か下鴨神社の一般席(2列目以降)で5,000円です。どちらも同額で、ガイドブックとオーディオガイドが付きます。
まとめ|席の選び方
- 設置は京都御苑と下鴨神社参道の2か所。上賀茂神社と加茂街道にはない
- 最安は一般席(2列目以降)5,000円。最前列は6,500円
- 解説が欲しいなら下鴨の まなび席8,500円(一般席との差3,500円)
- 座席は選べない。選べるのは「最前列か2列目以降か」と「解説の有無」だけ
- 全席にガイドブック・オーディオガイド・観覧記念符・手提バッグが付く
- 販売は個人が4月1日から、団体は前年12月から。セブン-イレブンのPコードは659-945
- 雨天順延でも払い戻しなし。15日と16日の両方を空けられるかが条件
5,000円の一般席でもガイドブックとオーディオガイドは付きます。迷うなら、まず席を押さえて宿を後から探すより、15日と16日を空けられるか先に決めるほうが確実です。
→ 葵祭2027のルート|行列の通過時刻と日程・雨天順延
→ 葵祭はどこで見る?|無料で見られる場所と通過時刻
→ 葵祭の斎王代とは|選ばれ方と費用・斎王との違い
→ 双眼鏡の選び方|祭と花火で使うなら
この記事の情報は2026年10月24日時点で、京都市観光協会の葵祭ページ(「有料観覧席のご案内」「行ってみよう!」「よくある質問」「どんな祭?」)、下鴨神社「賀茂祭(葵祭)のご案内」、上賀茂神社「賀茂祭」、およびベルトラの該当プランページを確認したものです。料金・販売日・付属品は令和8年(2026年)の案内で、すべて1席・税込です。公式は席からの見え方と無料観覧場所の案内を出していません。2027年の料金と販売日は京都市観光協会の発表をご確認ください。
