西馬音内(にしもない)盆踊りは、夜の祭です。始まるのは19時30分。終わるのは22時30分、最終日は23時です。
昼に着いても、することがほとんどありません。逆に、席を取るなら16時には動いていないと間に合いません。この時間差が、この祭でいちばん効く情報です。
3分で説明すると
- 毎年8月16日〜18日の3日間。2027年は8月16日(月)〜18日(水)
- ★16日・17日は19:30〜22:30。18日だけ19:30〜23:00
- 会場は秋田県羽後町の西馬音内本町通り
- ★有料観覧席の当日券は各日16:00から。先着順・現金のみ
- 当日券は観覧席3,000円/1席、仕切台7,000円/1本
- ★交通規制は16:00〜23:30(18日のみ24:00まで)
- ★臨時駐車場は13:00から。20:00〜21:00頃に満車になりやすい。乗用車1,000円
- ★雨天は羽後町総合体育館に変更。当日14:00に発表され、全席有料3,000円になる
- 前半は子どもが中心。大人の踊り手は21時以降に揃う
西馬音内盆踊りはいつか
毎年8月16日から18日までの3日間です。曜日で動くことはありません。
| 年 | 日程 | 曜日 |
|---|---|---|
| 2027年 | 8月16日〜18日 | 月・火・水 |
| 2028年 | 8月16日〜18日 | 水・木・金 |
| 2029年 | 8月16日〜18日 | 木・金・土 |
盆の送り火の日から3日間、という日取りです。もともとは旧盆の16日から20日までの5日間だったと伝えられています。
3日間の時間
開始はどの日も19時30分です。終了時刻だけが違います。
| 日 | 時間 |
|---|---|
| 8月16日 | 19:30〜22:30 |
| 8月17日 | 19:30〜22:30 |
| 8月18日 | 19:30〜23:00 |
最終日だけ30分長い
18日は23時までです。交通規制も18日だけ24時までに延びます。深夜に近い時間まで踊りが続くのは最終日だけ、ということになります。
篝火の点火時刻は公表されていない
この祭を象徴するのが、本町通りにたかれる篝火です。ただし点火時刻は、羽後町観光物産協会の開催情報にも羽後町の総合案内にも書かれていません。
公表されているのは「19時30分開始」だけです。日没前後の明るさの残る時間から暗くなっていく流れのなかで踊りが進むため、開始時刻に合わせて行けば、篝火と踊りの両方を最初から見られるという理解で動くのが確実です。
どこで行われるか
秋田県雄勝郡羽後町の「西馬音内本町通り」です。通りの道路上が会場になります。
囃子は、西馬音内盆踊り会館の2階の露台にせり出して作られる櫓の上で演奏されます。つまり会館が会場の中心にあり、有料観覧席の当日券もここで売られます。会館そのものについては 西馬音内盆踊り会館 にまとめました。
天明年間(1781〜1789)に現在の本町通りに移ったと伝えられており、それ以前は宝泉寺の境内で行われていたとされています。
1日の流れ
公式が時刻つきのプログラムを出していないため、書かれている範囲で並べるとこうなります。
| 時刻 | できごと |
|---|---|
| 13:00 | 臨時駐車場が使えるようになる |
| 14:00 | 雨天の場合、会場変更が発表される |
| 16:00 | 当日券の販売開始/交通規制開始 |
| 19:30 | 踊り開始(寄せ太鼓) |
| 20:00〜21:00頃 | 臨時駐車場が満車になりやすい時間帯 |
| 21:00以降 | 大人の踊り手が揃う |
| 22:30(18日は23:00) | 終了 |
寄せ太鼓に始まり、寄せ太鼓で終わる
囃子は寄せ太鼓で始まり、寄せ太鼓で終わります。楽器は笛・大太鼓・小太鼓・三味線・鼓・鉦で、地口や甚句の歌い手が加わります。
羽後町観光物産協会は、この祭の特徴を「野性的な囃子と、優雅で流れるような上方風の踊りの対照」と表現しています。音と踊りの印象が食い違うのが、この盆踊りの核心です。
大人の踊り手が揃うのは21時以降
公式の説明では、前半は子どもが中心で、大人の踊り手は21時以降に揃います。子ども踊りが何時に終わるのかは書かれていません。
踊りの輪がいちばん厚くなるのは後半です。端縫いや藍染めの衣装、編み笠、彦三頭巾がそろった画になるのは21時以降と考えておくと、行く時間を決めやすくなります。ただし席を取るなら、その3時間以上前に動く必要があります。
どの日に行くのがいいか
3日間とも内容は同じで、公式が「この日が特別」と書いている日はありません。選ぶ基準になるのは次の2点です。
- 18日は30分長い|終了が23時。遅い時間まで見たいなら最終日
- 16日は盆の送り火の日|3日間の初日で、祖霊を送るという祭の意味がいちばん表に出る日
混み方の日別の差について、公式には記載がありません。宿の取りやすさで決めるのも現実的です。羽後町の宿は 西馬音内盆踊りの宿 にまとめました。
何時に行けば席が取れるか
16時です。当日券の販売が各日16時に始まります。
| 席 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 観覧席(ひな壇席・パイプ椅子席) | 3,000円/1席 | - |
| 仕切台(長椅子3人掛け) | 7,000円/1本 | ばら売り不可 |
販売場所は西馬音内盆踊り会館内の特設販売所。先着順・現金のみ・売り切れ次第終了です。
前売りは春のうちに締め切られる
正面マス席とそで席は事前販売です。2026年分は5月31日消印有効で受付が終わり、団体向けは6月5日から7月1日まででした。つまり良い席は初夏には売り切れているということになります。2027年分の受付期間は未発表です。
折りたたみ椅子は持ち込めない
見落としやすい決まりです。道路上の交通規制区域では、実行委員会が設置する仕切台と椅子以外は使えません。個人の折りたたみ椅子の持ち込みも原則禁止とされています。
「椅子を持っていって無料で座る」という方法は取れません。座って見たいなら有料席を買う、という設計です。無料で見る場合の立ち位置について、公式に具体的な記載はありません。
雨のときはどうなるか
中止にはなりません。会場が羽後町総合体育館に変わります。
- ★発表は当日14:00
- 時間は19:30〜21:30に短縮
- ★全席有料(一人3,000円)。有料席を買っていない人は入場できない
- 販売は当日16:00から、売り切れ次第終了
- ★整理券は14:00時点で会館の特設販売所に並んでいる人に先行配布。14:00に不在だと対象外
- 整理券は入場券の購入を保証しない。席は前後することがある
- 予約申込者と団体前売券の購入者は、手持ちの入場券で入場できる
- 土足での入場はできない
雨天時がいちばん厳しい条件になります。14時に会館の前にいるかどうかで入れるかどうかが決まるためです。天気が怪しい日は、午後の早い時間に現地入りしておくことになります。
アクセス
最寄りはJR奥羽本線の湯沢駅です。
駅からは羽後交通の西馬音内線(湯沢市内から運行)があります。乗車時間と運賃は、観光物産協会のアクセスページに記載がありません。
祭の期間中はシャトルバスが運行されます。JR湯沢駅を利用する人向けのもので、運行表と乗り場の案内は実行委員会が別途公開しています。時刻・便数・運賃は開催情報のページ本文には書かれていないため、運行表を見ることになります。
車の場合は湯沢横手道路の湯沢インターチェンジから国道398号線を北上して約15分です。
駐車場と交通規制
臨時駐車場は会場周辺の徒歩3〜10分圏に用意されます。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 乗用車 | 1,000円(環境整備協力金) |
| バイク | 500円 |
| 大型・中型バス | 12,000円 |
| マイクロバス | 7,000円 |
一度支払えば出入り自由です。
13時から使えて、20時台に埋まる
★臨時駐車場は13:00から利用できます。そして観光物産協会は20:00〜21:00頃に満車になりやすいと書いています。
踊りが始まるのが19:30ですから、開始時刻に合わせて車で向かうと、ちょうど満車の時間帯に着くことになります。車なら16時台までに入れておくのが安全です。
交通規制は16:00〜23:30(18日のみ24:00まで)。規制区域に停めている車は、規制開始前に移動する必要があります。私有地の有料駐車場でのトラブルについては責任を負わない、という注意書きも出ています。観光バスは町総合体育館横の専用駐車場で、事前予約がなくても上限50台まで当日受付が可能です。
踊りと衣装を予習しておく
踊りは音頭とがんけの2種類です。
| 踊り | 特徴 |
|---|---|
| 音頭 | 手の振りと足さばきが静かで優雅。手指を大きく反らすのがアクセント |
| がんけ | 音頭よりテンポが速く、回転する動きが入る。歌詞と節回しに哀調が漂う |
このほか、踊りは音頭と同じで囃子の主役が笛になるとり音頭があります。踊り方の違いは 西馬音内盆踊りの踊り方 に書きました。
衣装は端縫いと藍染めの衣装。そして顔を隠す編み笠と彦三頭巾です。観光物産協会は、これらを「踊り上手たちが顔を隠すために用いる」と説明しています。この祭が「怖い」と言われる理由は 西馬音内盆踊りはなぜ怖いと言われるのか にまとめました。
よくある質問
ツアーはありますか
2026年10月26日に読売旅行のキーワード検索で「西馬音内盆踊り」を調べたところ、該当するツアーは0件でした。羽後町は宿が限られるため、交通と宿を個別に押さえる形が基本になります。
なぜ顔を隠すのですか
踊り手がかぶるのは編み笠と彦三頭巾です。羽後町観光物産協会は「踊り上手たちが顔を隠すために用いる」と説明しています。慶長6年(1601)に滅んだ西馬音内城主の遺臣たちによる「亡者踊り」と合流したという言い伝えがあり、「がんけ」の歌詞と節回しに哀調が漂うのもその側面からだとされています。詳しくは 西馬音内盆踊りはなぜ怖いと言われるのか にあります。
服装は
踊り手の衣装は端縫いと藍染めの衣装です。見る側の服装について公式に指定はありませんが、雨天時に会場が体育館へ変わると土足での入場ができません。夜の屋外で3時間前後になるため、脱ぎ着しやすい上着があると動きやすくなります。
東京で踊れますか
昭和10年(1935)に東京の第9回全国郷土舞踊民謡大会に県の推薦で出場し、これを機に現在の形式が整えられたという経緯があります。ただし現在、町外で踊りを習える場があるかどうかについては、羽後町と観光物産協会のページに記載がありません。
何時に行けばいいですか
席を取るなら16時(当日券の販売開始)、車なら16時台まで(臨時駐車場は20〜21時頃に満車)、踊りだけ見るなら19時30分(開始時刻)です。雨が怪しい日は14時に会館前にいるかどうかで入場の可否が変わります。
雨で中止になりますか
中止ではなく羽後町総合体育館に会場が変わります。発表は当日14:00。時間は19:30〜21:30に短縮され、全席有料(一人3,000円)になります。有料席を持っていない人は入場できません。
まとめ|日程と時間の要点
- 毎年8月16日〜18日。2027年は月・火・水
- ★16日・17日は19:30〜22:30、18日だけ19:30〜23:00
- 会場は西馬音内本町通り。囃子は盆踊り会館2階の櫓の上
- ★篝火の点火時刻は公表されていない。公表されているのは19:30開始だけ
- 前半は子どもが中心。大人の踊り手は21時以降に揃う
- ★当日券は各日16:00から会館の特設販売所で。先着順・現金のみ
- 当日券は観覧席3,000円/仕切台7,000円(ばら売り不可)
- ★折りたたみ椅子の持ち込みは原則禁止
- ★臨時駐車場は13:00から。20:00〜21:00頃に満車。乗用車1,000円で出入り自由
- 交通規制は16:00〜23:30(18日は24:00まで)
- ★雨天は体育館へ。当日14:00発表・全席有料3,000円・19:30〜21:30
- 最寄りはJR湯沢駅。シャトルバスあり。車なら湯沢インターから約15分
→ 盆踊り会館/なぜ怖いと言われるのか/踊り方/宿
この記事の情報は2026年10月26日時点のもので、2026年の西馬音内盆踊り(8月16〜18日)の終了後に書いたものです。羽後町観光物産協会の「【令和8年】西馬音内盆踊り開催情報」「西馬音内盆踊り」(概要)「羽後町への交通アクセス」と、羽後町公式の「西馬音内盆踊り総合案内」を確認しました。料金と販売日は2026年のもので、2027年分は未発表です。篝火の点火時刻、子ども踊りの終了時刻、無料で見る場合の立ち位置、シャトルバスの時刻と運賃は、確認したページの本文に記載がありませんでした。ツアーの有無は2026年10月26日に読売旅行のキーワード検索で調べた結果です。
