祇園祭で食べ物を目当てに行くなら、先に知っておくことが2つあります。露店が出るのは7月15日・16日の2日だけ、そして厄除け粽は食べ物ではありません。
そのうえで、祇園祭の名物として行列ができるのがしみだれ豚まんです。前祭の4日間だけ売られ、2万個以上が出ます。
3分で説明すると
- しみだれ豚まんは膳處漢ぽっちり(ぜぜかんぽっちり)の祇園祭限定
- 売るのは前祭の4日間だけ。2万個以上が出る
- 冷凍の通販がある。235g×6個のセット
- 露店が並ぶのは7月15日・16日の18時頃〜23時頃だけ
- 7月14日と後祭の宵山(21〜23日)には露店が出ない
- 厄除け粽は食べ物ではない。門口に掲げるお守り
しみだれ豚まんとは|祇園祭限定の豚饅
山鉾町にある中華料理店膳處漢ぽっちりが、祇園祭の期間だけ店頭で売る豚まんです。「厄災除去のお祭りである祇園祭の名物商品」として案内されています。
「しみだれ」は何を指すか
2つの意味があります。
- 肉汁が皮に染み込んでいること
- 店頭で蒸した豚まんにハケで特製ダレをひと塗りすること
蒸してから塗るので、受け取った時点でタレが皮に染みていきます。その場で食べる前提の食べ物です。
具材は豚肉・椎茸・山くらげ
通販の商品説明によると、具材は豚肉・椎茸・山くらげなど。「大き目の具材がぎっしり詰まっており」とあります。1個235gと、一般的な肉まんよりかなり大きいサイズです。
いつどこで買えるか|前祭の4日間だけ
販売は前祭の4日間に限られます。年ごとに日が動くので、7月中旬の数日と考えてください。
4日間で2万個以上
通販の案内には「前祭の4日間に大行列の中で2万個以上販売される」とあります。1日あたり5,000個という計算になります。
行列ができるのは宵山の夜です。歩行者天国になる15日・16日は人出が集中するので、並ぶ時間を見込んでおく必要があります。
店は山鉾町の中にある
膳處漢ぽっちりの住所は京都市中京区錦天神山町。地下鉄の烏丸駅(四条駅)から徒歩約10分で、山鉾が建つ範囲の中にあります。宵山を歩いていれば行列が目に入ります。
歩行者天国の時間帯は四条通が左側通行になるので、向かい側から渡れないことがあります。宵山の歩き方は 祇園祭の宵山 を見てください。
1個いくらか
店頭価格は年によって変わります。公式にまとめて公開されている価格表はありません。行く前に知りたい場合は、膳處漢ぽっちりに直接確認することになります。
分かっているのは通販の内容です。冷凍の6個セットで、クール便の代金が含まれた形で販売されています。
並ばずに買う方法|冷凍の通販がある
行列に並ばずに食べる方法として、冷凍の通販が用意されています。
235g×6個のセット
内容量は235g×6個。保存は-10℃以下です。産地直送のクール便で届きます。
店頭は4日間だけですが、通販は祇園祭の期間以外にも扱いがあります。「祇園祭に行けないが食べてみたい」という場合はこちらになります。
仕上げのタレは別添え
店頭で塗る特製ダレが別添えで付いてきます。蒸してから自分で塗る形です。
店頭と同じ状態にするには、蒸籠か蒸し器で蒸してからタレを塗ることになります。タレを塗らずに食べると別の食べ物になります。
露店の食べ物|出るのは15日・16日だけ
「祇園祭の屋台で食べ歩き」を思い描いている場合、日を間違えると何もありません。
祇園祭宵山会議(京都府・京都市・八坂神社・祇園祭協賛会・祇園祭山鉾連合会ほか)の「宵山ガイド」には、7月14日と後祭の宵山(7月21日から23日)について「歩行者用道路規制及び露店の出店はありません」と明記されています。
- 露店が出る|7月15日・16日の18時頃〜23時頃
- 露店が出ない|7月14日、7月21〜23日(後祭の宵山)
つまり年に2晩だけです。この2日は四条通と烏丸通の一部が歩行者用道路になり、人出も最大になります。規制の詳細は 祇園祭の交通規制 にまとめています。
厄除け粽は食べ物ではない
宵山の期間、各山鉾町で厄除け粽(ちまき)が授与されます。名前から食べ物だと思われがちですが違います。
八坂神社の説明では「笹の葉で調製された疫病・災難除けのお守り」で、軒先に吊るすものです。表面には「蘇民将来子孫也」の護符が付いています。
由来は『備後国風土記』の逸文にある蘇民将来の説話です。素戔嗚尊が宿を貸した蘇民将来に「疫病が流行すれば、蘇民将来の子孫といい、茅の輪を腰につけておけば免れさせる」と約束した——この話に因んでいます。
開けて食べるものではありません。詳しくは 祇園祭の粽 を見てください。
ほかに食べられるもの
祇園祭の期間、山鉾町の店が独自に限定品を出すことがあります。
公式にまとめた資料はない
宵山ガイドにも八坂神社の案内にも、食べ物についての記載はありません。何が出るかは各店の判断なので、まとまった一覧はありません。
現地で見つけるか、京都の百貨店が祇園祭の時期に組む催事を見るか、になります。
鉾町の老舗を歩いて見つける
山鉾が建つのは四条烏丸を中心に、烏丸通から新町通、四条通から六角通あたりまでの範囲です。この中には和菓子屋や料理店が多くあります。宵山で山鉾を見ながら歩くと、店先に限定品が並んでいるのが目に入ります。
ただし15日・16日の夜は人の流れが一方向になり、店に入るのも並ぶことになります。落ち着いて買いたいなら明るいうちです。
食べ歩きできる範囲
露店が並ぶのは歩行者天国の区間、つまり四条通と烏丸通の一部です。山鉾が建つ範囲とほぼ重なります。
注意が3つあります。
- 四条通は左側通行|向かい側の店へ自由に渡れない
- ごみ箱は限られる|持ち帰る前提で
- 食べ歩きしながらの移動は難しい|人の密度が高く、立ち止まれる場所が少ない
買ってから食べる場所を探すより、買った場所の近くで食べてしまうほうが現実的です。
後祭には何があるか
後祭(7月21〜24日)には露店が出ません。食べ物目当てなら前祭ということになります。
ただし山鉾をゆっくり見られるのは後祭です。11基と数が少なく、歩行者天国もないので立ち止まれます。食べ歩きと山鉾見物のどちらを取るかで、行く日が変わります。後祭の内容は 祇園祭の後祭 を見てください。
よくある質問
Q. しみだれ豚まんは2026年も売られましたか
膳處漢ぽっちりが祇園祭の期間に販売する限定品です。販売日と価格は年ごとに決まるので、店に直接確認してください。
Q. 京都で有名な肉まんはどれですか
祇園祭に関していえば、前祭の4日間に2万個以上が売れるしみだれ豚まんが名物として知られています。
Q. 祇園祭ではどんな食べ物が食べられますか
7月15日・16日の夜は露店が並びます。それ以外の日は、山鉾町の店で買うことになります。露店を期待して14日や後祭に行くと何もありません。
Q. 日本三大豚まんは何ですか
公式に定められたものではありません。祇園祭に関していえば、しみだれ豚まんが祭の名物として挙げられます。
Q. 粽は食べられますか
食べられません。八坂神社が「疫病・災難除けのお守り」と説明しているとおり、軒先に吊るすものです。
Q. 通販はいつでも買えますか
冷凍での取り扱いがあります。店頭は前祭の4日間だけですが、通販はそれ以外の時期にも扱われています。
まとめ|祇園祭の食べ物
- しみだれ豚まん|膳處漢ぽっちり。前祭の4日間だけ、2万個以上。1個235g
- 通販|冷凍の6個セット。タレは別添え。店頭に行けない場合の選択肢
- 露店|7月15日・16日の18時頃〜23時頃だけ
- 14日と後祭の宵山|露店は出ない
- 厄除け粽|食べ物ではない。門口に掲げるお守り
- 限定和菓子|各店が独自に出すもの。公式の一覧はない
日程は 祇園祭の日程、回り方は 祇園祭の見どころ も参考にしてください。
この記事の情報は2026年10月19日時点で、祇園祭宵山会議(京都府・京都市・八坂神社・祇園祭協賛会・祇園祭山鉾連合会ほか)の「祇園祭 宵山ガイド(WEB版)2026」、八坂神社の「祇園祭」、膳處漢ぽっちり「しみだれ豚饅」の商品案内を確認したものです。価格と販売日は年ごとに変わるため、店頭の案内をご確認ください。
